Touch077をはじめて起動すると、まず、見た目が大きく変わっていることに気づくと思います。まずは、ネットワークとオペレータについて簡単に説明したいと思います。
Simultaneous Music, Animation and Sound Techniques with Houdini
PDFで提供されるeBookです。Houdiniの解説書、教材は最近多くなってきましたが、このeBookで解説されている内容は、音楽を基にインタラクティブに動きを表現する手法に関するもので、250ページにも及びます。本来の使い方とは全く異なる、いわゆる邪道な使い方に、これだけ充実した内容でメディアが発行されるというのは、珍しい事ではないでしょうか。こういう使い方は90年代ではSedeEffects社の創設者で現在はDerivative社のCEO、ゲレッグがVJパフォーマンスとしてかなり大きな規模でSIGGRAPHのイベントなどで行っていました。結果的に今のTouchがあるのですが。Touchの源流とも言えるHoudini、インターフェースがかなりMayaっぽく変化してしまいましたが、リアルタイム・ビジュアル・パフォーマンスツールとしてのDNAはまだまだ健在です。サンプルの内容を見て、かなり参考になるTIPSが多くある事が期待できたので、購入しました。ぼちぼち、読んでいこうと思っています。
3D Buzz Advanced Character Rigging Series
またまたHoudiniのデジタル教材の新登場です。先に3D Buzzで発売された、Technical Director Seriesと比べて、キャラクタセットアップに限定して、上級向けの内容になっているようです。伸縮性のあるボーンをセットアップ、パイソンスクリプトを駆使したコントロールなど、2巻構成で紹介されています。PC画面だけでなく、ホワイトボードによる解説もあり、原理的な部分から丁寧に解説されています。
Houdini User Meeting “2008 Winter”
国内代理店のインディゾーンさん主催でユーザーミーティングが開催されます。
ここ数年はユーザー有志によるミーティングが、12月になると開催していたのですが、久々にカナダ大使館での開催です。もちろん、SideEffects社からもスタッフが参加、最新の動向の紹介を行うようです。国内ユーザー事例も予定しているとの事で、なかなか充実した内容になるのではないでしょうか。参加は定員のようなので、絶対参加したいと考えている方は、早めに申し込んでおいた方が良いでしょう。
TOUCH DESIGNER ワークショップ
急な告知ですが、Derivative社CEOでTouchの生みの親でもある、Greg Hermanovic氏が来日して、Touchのワークショップが開催されます。アカデミー技術賞も受賞したことがある彼は、バリバリのVJパフォーマでもあります。こんな機会はめったにないでしょう。残念ながら、私は仕事の都合でいけません(泣)
一般からの参加も可能のようですが、一応、学生向けのワークショップですので、参加を検討される方は事前に問い合わせたほうが良いと思います。