既にDerivativeサイトで告知されていますが、Plastikman Live 2010 Visual Contestが開催されています。Richie HawtinとDerivativeがTouchDesignerをベースに共同開発したビジュアルツールを使って、ライブイメージを作成。ビデオファイルをUPして応募するコンテストです。コンテストの優勝者の作品は来るPlastikman Live 2010のビジュアルパフォーマンスに採用されるようです。
コンテストに参加するためにはフリー版のTouchDesigner FTEとPlastikman Visuals Environment Kit(PVEK)をダウンロード。PVEKにはPlastikmanのトラックが4つ含まれています。またPVEKの仕組み、サウンドとビジュアルイメージの基本的なコントロール方法がvimeoにUPされています。コンテストに参加しなくてもイントロダクションとしても良い内容構成だと思います。締め切りは3月14日。我こそはと思う方は是非。
Derivative MUTEK 2009 プレゼンテーション
昨年開催されたMUTEK2009でのDerivativeのプレゼンテーションがVimeoにアップロードされています。数パートに分けられたビデオの内容はTouchの生い立ちやどのようなコンセプトが込められているのか、Touchによる様々なパフォーマンスの事例、そしてTouch077のデモンストレーションとボリューム満載の内容となっています。(
9パートに分けられているようですが、1/15の時点でPart4は公開されていないようです
Part 1 topics include: Introduction and Derivative backgrounder, what we do, the uses and applications of TouchDesigner, the ARP 2600 – a role model for TouchDesigner.
Inside TouchDesigner Tutorials 追加情報
Derivativeのフォーラムで後悔されているビデオチュートリアル、Inside TouchDesignerのコンテンツが大量に追加されました。これからTouchを使ってみようかと思っている人だけでなく、ある程度使っているユーザーさんでも、細かなTIPSが織り込まれていて参考になります。
http://www.derivative.ca/forum/viewforum.php?f=32
●PolyScope
グリッド状のミラーコピーですが、画像がグリッド毎に微妙にずれているような表現です。簡単なDATやスクリプトの使い方も実践できるサンプルです。
●PolyScopeDeepForest Color Pairs
Gregオリジナルのビデオミキサーに組み込まれているカラーピッカーの仕組みを解説。サンプルファイルもフォーラムからダウンロードできるので、ビデオエフェクトの仕組みも見ることが出来ます。インタラクティブにカラーセットを選択するようなインタフェースを作りたい場合に参考になると思います。
●PolyScopeTilt Shift
TouchDesignerで簡単に作れるミニチュアフィルターです。Photoshopなどでもアクションスクリプト化するようなTIPSが公表されていますが、Touchなら動画にもそのまま対応可能です。自分もちょっとしたイメージ編集やビデオ合成などはTouchDesignerを使ったりします。リアルタイムコンテンツ以外にも使い道いろいろですね。
●PolyScopePixel Overdraw
オブジェクトが多数重なる際のオーバードロー・レンダリングを最適化するためのTIPSです。
●PolyScopeiPhone OSC
Touch OSCを利用したTouchDesignerのコントロール方法を解説したチュートリアルです。Touch OSCを利用した事例としては、Antymarkさんが行われていますが、このチュートリアルでは既存のビデオエフェクトライブラリのインタフェースにTouchOSCのコントロールを割り込ませる方法まで紹介されています。
シーグラ日記2009 アジア編 12月19日
あっという間に最終日です。本場のSIGGRAPHでは最終日は午前中を過ぎると、どんどん撤収作業が始まり、余韻を感じる事無くあっさりと終わってしまうのですが、横浜はちょっと状況が異なりました。土曜日ということもあり、参加者はむしろ多く感じるほどでした。スケジュール的には最後の最後でエレクトロニックシアターでしめるというのも本場とは異なりますね。
シーグラ日記2009 アジア編 12月18日
3日目です。ギャラリーやエマージングテクノロジーを見て回りました。規模は小さかったですが、ニューオリンズの展示とかぶっている出展が少なかったので、個人的には充実した内容でした。エマージングテクノロジーは夏のSIGGRAPHでは日本からの出展が非常に多いのですが、今回は海外からの出展も割合的には多く感じました