TouchDesignerには安定版と日々更新する公開β版があります。プロ版、フリー版どちらも用意されています。日々の問題や要望に対して早いレスポンスで対応してくれるのは、うれしいことなのですが、フォーラムコミュニティーにUPされているバージョンが公開β版でUPされていたり、安定版と公開β版でファイルの互換性が保障されていない、という問題があります。
こうした状況に対応するためには2つの異なるビルドをインストールする必要があるのですが、デフォルトのインストールでは前にインストールしたビルドに上書きされるようになっており、2つの異なるビルドを共存することができません。Derivativeのフォーラムに異なるビルドを共存させる方法が紹介されていました。そのままの手順では自分のPCではうまくインストールできなかったのですが、いろいろ試したところ、以下の手順でインストールすることができました。
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Lemur and TouchDesigner – Video Synth
巷ではiPadの予約に行列ができたとかで話題になっていますね。新しいユーザー体験だったり、電子書籍(とはいっても日本ではまだ先の話ですね)だったり、新しいデバイスでどう遊ぼうか、とかiPadに期待することは人それぞれですが、自分の場合はやはり、タッチパネルデバイスとして期待するところが大きいです。iPhone、iPodTouch向けにOSCコントローラーアプリがいくつもリリースされているので、これらを利用することはもちろんのこと、大きな画面を活かしたiPad専用OSCコントローラーも期待しています。そんな、ポチリと予約してしまいそうなところに、Derivativeから興味深いビデオがVimeoにUPされました。
Plastikman Live 2010 Visual Contest
既にDerivativeサイトで告知されていますが、Plastikman Live 2010 Visual Contestが開催されています。Richie HawtinとDerivativeがTouchDesignerをベースに共同開発したビジュアルツールを使って、ライブイメージを作成。ビデオファイルをUPして応募するコンテストです。コンテストの優勝者の作品は来るPlastikman Live 2010のビジュアルパフォーマンスに採用されるようです。
コンテストに参加するためにはフリー版のTouchDesigner FTEとPlastikman Visuals Environment Kit(PVEK)をダウンロード。PVEKにはPlastikmanのトラックが4つ含まれています。またPVEKの仕組み、サウンドとビジュアルイメージの基本的なコントロール方法がvimeoにUPされています。コンテストに参加しなくてもイントロダクションとしても良い内容構成だと思います。締め切りは3月14日。我こそはと思う方は是非。
Derivative MUTEK 2009 プレゼンテーション
昨年開催されたMUTEK2009でのDerivativeのプレゼンテーションがVimeoにアップロードされています。数パートに分けられたビデオの内容はTouchの生い立ちやどのようなコンセプトが込められているのか、Touchによる様々なパフォーマンスの事例、そしてTouch077のデモンストレーションとボリューム満載の内容となっています。(
9パートに分けられているようですが、1/15の時点でPart4は公開されていないようです
Part 1 topics include: Introduction and Derivative backgrounder, what we do, the uses and applications of TouchDesigner, the ARP 2600 – a role model for TouchDesigner.
Inside TouchDesigner Tutorials 追加情報
Derivativeのフォーラムで後悔されているビデオチュートリアル、Inside TouchDesignerのコンテンツが大量に追加されました。これからTouchを使ってみようかと思っている人だけでなく、ある程度使っているユーザーさんでも、細かなTIPSが織り込まれていて参考になります。
http://www.derivative.ca/forum/viewforum.php?f=32
●PolyScope
グリッド状のミラーコピーですが、画像がグリッド毎に微妙にずれているような表現です。簡単なDATやスクリプトの使い方も実践できるサンプルです。
●PolyScopeDeepForest Color Pairs
Gregオリジナルのビデオミキサーに組み込まれているカラーピッカーの仕組みを解説。サンプルファイルもフォーラムからダウンロードできるので、ビデオエフェクトの仕組みも見ることが出来ます。インタラクティブにカラーセットを選択するようなインタフェースを作りたい場合に参考になると思います。
●PolyScopeTilt Shift
TouchDesignerで簡単に作れるミニチュアフィルターです。Photoshopなどでもアクションスクリプト化するようなTIPSが公表されていますが、Touchなら動画にもそのまま対応可能です。自分もちょっとしたイメージ編集やビデオ合成などはTouchDesignerを使ったりします。リアルタイムコンテンツ以外にも使い道いろいろですね。
●PolyScopePixel Overdraw
オブジェクトが多数重なる際のオーバードロー・レンダリングを最適化するためのTIPSです。
●PolyScopeiPhone OSC
Touch OSCを利用したTouchDesignerのコントロール方法を解説したチュートリアルです。Touch OSCを利用した事例としては、Antymarkさんが行われていますが、このチュートリアルでは既存のビデオエフェクトライブラリのインタフェースにTouchOSCのコントロールを割り込ませる方法まで紹介されています。