LEMUR on iOS

あのマルチタッチデバイスのLEMURがiOSで復活しました。JazzMutantではなく、Remiix Plastikman ReplikantsやMax for LiveのKAPTUREなどを開発しているLiineです。本物のLEMURは昨年末に生産が中止となり、緩やかにサポートも縮小されていくようでしたが、iOSで復活となりました。タッチセンサーの部分がオリジナルとは異なるので、このあたりが操作感は若干異なるのかもしれません。お値段はApp Storeで¥4300。20万近くしたものがこれほど身近なものになるとは。

Apple App Store リンク
Liine リンク 

TouchDesigner MacOSX LIONへのアップグレードに関して

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やっとMacOSXをLIONにしました。
リリース当初、LIONに移行すると、リカバリーパーティションが作成されて、パーティション構成が変更された事によって、BootCampでWindowsが起動しなくなるという事例が幾つかネット上で見られました。
TDのライセンスキーはsysInfoというHDの状態等から自動生成されるシステムコードをDerivativeに渡す事で、キーが発行される仕組みです。パーティションが変更されるとsysInfoが変わるのでキーが使えなくなります。以前、これを知らずにパーティション・サイズを変更して、キーの再発行を頼むのにえらい苦労したことがありました。
今回は事前にキーを無効化してからMacOSXのアップデートを行い、Windows7も再インストールするつもりだったのですが、結果的には、BootCampのパーティションは以前の状態のままで起動可能、SysInfoもアップデート以前と変わりませんでした。少なくとも自分のようにMacOS+Winのようなシンプルな構成なら問題なくBootCampの起動は可能になっているようです。それでも、キーの発行はほぼリアルタイムで行われるので、念のためキーを無効にしてからアップデートすれば、その他でトラブルが発生してクリーン・インストールという事になっても、TouchDesignerの環境をすぐに復帰することが出来るでしょう。
キーの無効化は以前の投稿で紹介しています。

Kantan Mapper のUV固定

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Kantan Mapperはマスク毎に画像を張り込むような使い方では、簡単にセットアップすることができるのですが、以前紹介した、複数のマスクに対して1つの画像をマッピングするケースでは、コンポーネントのUV設定機能を使用できないため、マスクと画像の位置合わせを決めてしまうと、マスクの位置調整ができないという問題がありました。そこで、Kantan Mapperのコンポーネントに後付け改造で、マスクの変更に追従して設定した画像をアップデートする仕組みを考えてみました。

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Kantan Mapper

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077の新機能として紹介されたKantan Mapperはプロジェクション・マッピングのプロジェクション位置を調整する為のコンポーネントです。イメージに合わせたマスクをインタラクティブに作成する事が出来ます。内部はオペレータで構成されているため、プロジェクト個別のカスタマイズも可能です。まずは、ざっと簡単な使い方をまとめてみました。詳しいドキュメントはDerivativeのWikiで公開されています。http://www.derivative.ca/wiki/index.php?title=Kantan_Mapper

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TouchDesigner077 Gold Build

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3年の長いα期間を経て、ようやく077がGold BuildをリリースしたとDerivativeのサイトで発表されました。017からの世代交代からたどると3年どころの話ではないのですが。(途中、UIの大幅な刷新などもあったりしたし。。。)各ユーザーのプロジェクトのみならず、TouchDesigner開発者自身もプロダクションワークを行いながら、機能強化を模索するという開発スタイルを取っている事もあり、様々な機能が加えられては機能が不安定になったりと、パブリック・テストが開始されてからはかなり、カオスな状態でしたが、これからはもう少し安定したリリースとなるのではないかと思います。(もちろん、引き続きバグのFIXは続けられると期待しています!!)

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