ジーディーシー日記 2012 1日目

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長いプロローグが終わって、いよいよGDC初日です。前半2日間はチュートリアルとサミットでセッションが構成されています。ビジュアルアートに直接的に関係するセッションが殆どないというのが、ちょっとつらいですが、AIサミットを受講することにしました。(サミットはオンラインレジストレーション時に一緒に選択します。)前回受講してから、北米でのビデオゲームにおけるAIがどのような状況なのか、それだけでも興味のあるところです。
AIがデジタルワールドの認知、判断に関わる仕組みであるならば、その次にAIの結果を受けてビジュアル的に表現として出力される物として、アニメーションは大きな役割を果たすと自分は考えています。そういった意味では、技術的な内容が多いのですが、状況をビジュアルアーツ側の立場として認識しておく必要があると思っています。

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ジーディーシー日記2012 プロローグ 7日目

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今日はいよいよGDCのレジストレーションの日ですが、開始は夕方からなので、もう1社見学に行きます。テスティングを専門とするPole To Win America社を見学しました。デバックのスタッフはオフィスで大体60名ほどで1フロアの大きなフロアに機材が並べられています。外部への派遣を含むと100名ほどのスタッフがいるそうです。ゲーム専門でソーシャルからコンソール、PCなど様々なプラットホームに対応されています。こうしたQAの仕事にどのような経緯で人が入ってくるのか興味があったのですが、基本的に「ビデオゲームが好き」という所から入る人が殆どだそうです。パートタイムで学費を稼ぐために働く大学生のような例もあるそうです。

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ジーディーシー日記2012 プロローグ 6日目

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さすがに6日連続視察というのはきついということで、今日はOFF日です。おととい見学したディスニーファミリーミュージアムへ再度訪れました。見切れなかったコンティニューポイントから、先日と同じ位時間が掛かりました。白雪姫の成功によって、世界中のアーティストとのコラボレーションや日本ではあまり情報としてみる事が少ない戦時中のエピソードや初の実写作品への取り組み等、見応え十分でした。65歳で亡くなり、その後はウォルト・ディスニーの意思が引き継がれて、現在に至っているという点も面白いです。

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ジーディーシー日記2012 プロローグ 5日目

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今日はPDI ドリームワークス スタジオへ。丁度すぐ近くの大きなオフィスへ移転するということで、その見取り図や標準的なブースの間取りの見本などを見せていただきました。制作規模は1000人ほどで、これまで見学したスタジオと異なり、制作の波で人数が増減することはあまり無いそうです。アニメーターは60名!!(アニメーションが得意と評価ただいている自社でも!!が付きますw)面白いと思ったのは、キャラクタのクロス部分はキャラクタFX、群衆はCloudと分業されているところです。ファー関連がサーフェースデザインというのも面白いです。金曜日はファミリーや友人をスタジオに招待できる日という事になっているそうで、私たちの他にも見学ツアーのグループが何組もありました。見学をツアーと呼称して、色々展示して説明できるようにするというのはこちらでは一般的のようです。

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ジーディーシー日記2012 プロローグ 4日目

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サンフランシスコ初日、まずはディスニーファミリーミュージアムに行きました。この博物館、全く知らなかったため、2時間もあれば見られるでしょうと出かけたのですが。。。アーティストが見たら2時間どころじゃ済まないくらい、各ブース、ガン見状態で倍以上の時間はかかります。ウォルトディズニーの生い立ち、アニメーションに対する情熱とそれを支える人々のエピソードを交えながらディズニーアニメーションの歴史を見ることが出来ます。アニメーター必見の博物館です。日本語ガイドを受付で借りる事が出来るので、誰でもじっくり詳細まで楽しむことが出来ます。今回は午後からの予定で半分しか見られなく、後半は後ろ髪引かれる思いでスルーしてきました。機会があったら絶対にまた来ます。

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