TouchでAR

Augmented Reality and Touch Designer

Augmented Reality、ARと言われる技術は最近、かわいらしいキャラクタを表示したネタで1部で話題になっていますが、技術自体はかなり以前から研究されていて、自分はSIGGRAPHのEmerging Technologiesでいろいろな形で目にすることがあります。大ざっぱに言うと、カメラでパターン認識を行うのですが、どういった傾きや方向になっているのかも認識して、CG画像と生成します。それがパターンを捉えているカメラからの映像と合成すると、あたかも現実世界にCGがあるような映像が出来上がるという事です。こうしたAR技術をTouchと組み合わせている方がいらっしゃいます。


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TouchDesigner 077 Video Tutorial

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Free版もリリースされたTouch Designer 077ですが、全く情報皆無と行った状況で、しかもローカライズなど期待もできないので、何をするにもどうするんだ??と調べるところからスタートしなければならないのは、ちょっとつらいところです。自分の場合、017からの経験もあるので、ソフトウェアの概念とか基本的な操作手順などは、何となく予想して、カチカチ、マウスオペレーションして探っていくと分かる事が多いのですが、077からスタートする人は荘も行かないところが多いと思います。そんな状況を知ってか、知らずか、情報は最低限ですがビデオチュートリアルが用意されています。

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Digital-Tutors INTRO TO FLUIDS

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MANTRAの次はFLUIDSです。ここ1、2年、Houdiniのこうしたイントロ系の資料が豊富になってきて、「ちょっとどんなもんなんだろう」と調べたりするには有料ですが、情報が手に入るというのはありがたい事です。かつてはどのソフトウェアでも電話帳の様な分厚いバインダーのマニュアルがありましたが、高性能、機能の多様化によって、デジタル化してしまったことにより、導入初期に必要とされる、すぐに使う基本的な操作方法や考え方などを体系立ててドキュメント化する、ということを開発でやってくれなくなってしまいました。まぁ、導入者相手のすぐに読まれなくなってしまう情報よりは、恒久的に参照されるリファレンスを優先するのは仕方ないと思いますが。。。代わりにシェアの多いソフトウェアは各種メディアがそういった部分をフォローする書籍やビデオ教材を様々な切り口で提供することで、使う側がどうやって情報を得るか、という選択肢ができたのですが、Houdiniはこの辺り、以前はかなり厳しかったといえます。日本では「英語の壁」というハードルがありますが、映像を交えた説明なら、書籍よりはまだ情報を得やすいと思います。

さて、今回リリースされた流体種ミレーションネタですが、これもいまのところ、Only oneな導入のための情報源と言えます。結構、意図する表現にするためにはパラメータの調整が色々と難しいと思います。まずは、基本的なケーススタディで使い方を知る、というのは実は使いこなすための近道なのかもしれません。Digital-Tutorsの場合、サンプルデータも付属しているので、ビデオを見た後、具体的に自分の意図した表現に近いサンプルデータを基に改変していくというのは、プロシージャルならではのステップアップ方法だと思います。

Simultaneous Music, Animation and Sound Techniques with Houdini

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PDFで提供されるeBookです。Houdiniの解説書、教材は最近多くなってきましたが、このeBookで解説されている内容は、音楽を基にインタラクティブに動きを表現する手法に関するもので、250ページにも及びます。本来の使い方とは全く異なる、いわゆる邪道な使い方に、これだけ充実した内容でメディアが発行されるというのは、珍しい事ではないでしょうか。こういう使い方は90年代ではSedeEffects社の創設者で現在はDerivative社のCEO、ゲレッグがVJパフォーマンスとしてかなり大きな規模でSIGGRAPHのイベントなどで行っていました。結果的に今のTouchがあるのですが。Touchの源流とも言えるHoudini、インターフェースがかなりMayaっぽく変化してしまいましたが、リアルタイム・ビジュアル・パフォーマンスツールとしてのDNAはまだまだ健在です。サンプルの内容を見て、かなり参考になるTIPSが多くある事が期待できたので、購入しました。ぼちぼち、読んでいこうと思っています。

3D Buzz Advanced Character Rigging Series

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またまたHoudiniのデジタル教材の新登場です。先に3D Buzzで発売された、Technical Director Seriesと比べて、キャラクタセットアップに限定して、上級向けの内容になっているようです。伸縮性のあるボーンをセットアップ、パイソンスクリプトを駆使したコントロールなど、2巻構成で紹介されています。PC画面だけでなく、ホワイトボードによる解説もあり、原理的な部分から丁寧に解説されています。