Augmented Reality、ARと言われる技術は最近、かわいらしいキャラクタを表示したネタで1部で話題になっていますが、技術自体はかなり以前から研究されていて、自分はSIGGRAPHのEmerging Technologiesでいろいろな形で目にすることがあります。大ざっぱに言うと、カメラでパターン認識を行うのですが、どういった傾きや方向になっているのかも認識して、CG画像と生成します。それがパターンを捉えているカメラからの映像と合成すると、あたかも現実世界にCGがあるような映像が出来上がるという事です。こうしたAR技術をTouchと組み合わせている方がいらっしゃいます。
昨年12月に開催された、SIGGRAPH ASIA 2008で発表があったようです。研究メンバーの一人、Rodney Berry氏は昔からのTouchユーザーで、SIGGRAPHのDerivativeユーザー会でお会いした事があります。Emerging Technologiesでいくつもの作品を発表されています。現在はARをプレビズツールに応用する研究をされており、そのプラットフォームとしてTouchを活用されています。直感的に動きを何度も重ねて作り上げていくというアプローチは今後ありなんじゃないかなと思います。以下のサイトから実際のシステムを動かした映像を見る事ができます。