TouchDesigner077からDATという新しいカテゴリのオペレータが追加されています。これはテキストデータに対して操作を行うものです。OSCやMIDI、キーボードからの入力はもちろん、webからXMLデータを取得して、操作することにも可能です。今回DerivatieのInsede TouchDesignerフォーラムでDerivativeのグレグ氏が紹介したテクニックは、キーワードを入力して、YahooやBingのイメージ検索でヒットしたイメージでーたをTouchDesignerのシンセファイル内で表示するというものです。面倒そうに感じたイメージ検索からイメージデータの抜き出しは、意外とシンプルです。ネット環境が整っていれば、その場で撮影したデジカメやムービーをweb経由で取得してシーンに反映させるといったことで、面白い仕組みができそうです。サンプルファイルもフォーラムにアップロードされています。
jackOlantern2010
以前、TouchDesigner017で作成したシンセファイルを最新の077にリメイクしました。この時期でないと出来ないネタので・・・017から077へのリメイクはほぼ「目コピ」です。orz
Mathematic Cheap Smoke Animation
これもずいぶん前の宿題・・・カチッとした図柄の煙の絵を動かすのに、色々アプローチはあるのですが、正攻法的な方法としては基絵をメッシュにマッピングしてポイントをアニメーションさせて、煙の絵がモクモクしたような良い具合になるように調整するというのがあります。これはこれでそれらしく見えたのですが、もっとソリッド感みたいなものが強められないかな、と考えて、こんな感じに。。。。。
サウンド波形のオブジェクト化
随分前にiTunesのビジュアライザーみたいな音の波形を表示することが出来ってTouchDesignerでどうやって作るのかな?という話題が挙がって、途中まで検証していたのを忘れていました。サンプルのシンセファイルでは、File CHOPで.aiffファイルを読み込んでいますが、Audio In CHOPでマイクから直接音を入力することも可能です。マイクの音やオーディオを扱うオペレータはCHOPS系なのですが、ここではCHOPデータをSOPデータ化、3Dオブジェクト化してレンダリングすることで、波形を表示しています。
Experimentalバージョンの安定性向上のヒント
マルチ・ビルド・インストール成功のその後ですが、自分のMacBookPROでは、β版(Experimentalバージョン)の安定性が今ひとつでした。ウィンドウのリフレッシュがおかしくなる場合があったので、グラフィックドライバを最新版にしたところ、今までの不安定さが嘘のように安定しました。安定版で作成したバージョンを読み込んでも問題なく動きます。CUDAを利用しているオペレータを使用しても落ちないのは感動しましたw
テストバージョンを使用している際、不安定な現象を報告すると、決まり文句のように「ドライバを最新版に上げてくれ!それで問題ないはずだ」といわれていたのですが、すっかり忘れていました。もし、β版を使用されていて、今ひとつ安定性がないな、と思った場合はグラフィックドライバを更新するのもひとつの手かもしれません。試す場合は、万が一、さらに悪化した場合に備えて、ドライバを更新する前にシステムツールでシステムの復元ポイントを作成しておくことをお勧めします。