随分前にiTunesのビジュアライザーみたいな音の波形を表示することが出来ってTouchDesignerでどうやって作るのかな?という話題が挙がって、途中まで検証していたのを忘れていました。サンプルのシンセファイルでは、File CHOPで.aiffファイルを読み込んでいますが、Audio In CHOPでマイクから直接音を入力することも可能です。マイクの音やオーディオを扱うオペレータはCHOPS系なのですが、ここではCHOPデータをSOPデータ化、3Dオブジェクト化してレンダリングすることで、波形を表示しています。
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Experimentalバージョンの安定性向上のヒント
マルチ・ビルド・インストール成功のその後ですが、自分のMacBookPROでは、β版(Experimentalバージョン)の安定性が今ひとつでした。ウィンドウのリフレッシュがおかしくなる場合があったので、グラフィックドライバを最新版にしたところ、今までの不安定さが嘘のように安定しました。安定版で作成したバージョンを読み込んでも問題なく動きます。CUDAを利用しているオペレータを使用しても落ちないのは感動しましたw
テストバージョンを使用している際、不安定な現象を報告すると、決まり文句のように「ドライバを最新版に上げてくれ!それで問題ないはずだ」といわれていたのですが、すっかり忘れていました。もし、β版を使用されていて、今ひとつ安定性がないな、と思った場合はグラフィックドライバを更新するのもひとつの手かもしれません。試す場合は、万が一、さらに悪化した場合に備えて、ドライバを更新する前にシステムツールでシステムの復元ポイントを作成しておくことをお勧めします。
Multiple builds install
TouchDesignerには安定版と日々更新する公開β版があります。プロ版、フリー版どちらも用意されています。日々の問題や要望に対して早いレスポンスで対応してくれるのは、うれしいことなのですが、フォーラムコミュニティーにUPされているバージョンが公開β版でUPされていたり、安定版と公開β版でファイルの互換性が保障されていない、という問題があります。
こうした状況に対応するためには2つの異なるビルドをインストールする必要があるのですが、デフォルトのインストールでは前にインストールしたビルドに上書きされるようになっており、2つの異なるビルドを共存することができません。Derivativeのフォーラムに異なるビルドを共存させる方法が紹介されていました。そのままの手順では自分のPCではうまくインストールできなかったのですが、いろいろ試したところ、以下の手順でインストールすることができました。
HSV Color Control
TouchDesignerでカラーコントロールをセンサーなどで動的にコントロールする場合、RGBでコントロールすると、なかなか思ったような変化をしてくれない場合があります。HSVパラメータでのコントロールなら、直感的に動的カラーコントロールが可能です。このサンプルファイルではTiming CHOPのパルスでランダムにカラーをHSVコントロールしています。
Touch Designer 077 Build 3700
Touch Designer 077の正式マイナーバージョンのリリースがアナウンスされました。Build3700になります。比較的アップデートの多いTouchですが、今回のビルドは「安定したバージョン」として提供されていることが、通常のアップデートと異なっています。 ADDITIONAL DOWNLOADのビルドは実験的に新機能を追加されていたりする関係で安定性で不安なところもありますが、今回のビルドはこれからはじめる方にもお勧めできるバージョンです。
主な新機能としては、
キーフレームエディタの搭載
キューブマップ生成機能
シリアルデバイスのデータを参照するDAT
SOPとDAT双方向のデータ入出力
CUDAの機能をFTE版でも使用可能に
新しいライブラリをパレットに追加(イコライザ、ビデオフィルタ、シェーダーサンプルなど)