SIGGRAPHやGDCでは飽き足らず、今年は欧州のカンファレンスも見てきます
FMXの話を耳にしたのは4、5年くらい前からでした。ドイツで開催されているFMXっていうカンファレンスも結構刺激的らしいと。。。その後数年はちょっと話題になる程度の存在だったのですが、一昨年、SIGGRAPHでFMXのブースが設けられ(といっても無人だった。。。)手にしたパンフレットを見て「コレはちょっと面白いかも、興味深い」と一気に自分の中で存在感が大きくなりました。そして、昨年参加されたOさんから色々話を聞き(特にビールの話w)、今年はとうとう行くことになりました。
●FMXって何よ?
1994年から始まったドイツのシュトゥットガルトで開催される、CG関連カンファレンスです。FMXは”Film and Media Exchange”の略だそうで、元々は業界を目指す学生に向けてプロが色々と情報を提示したりワークショップを開催してスキルアップを図るといった方向性で始まっているのですが、カンファレンスで紹介されている内容は、SIGGRAPHのセッションで行われているものと変わらず、業界の最先端情報が提示されています。内容的に現場の人間が受講しても色々と参考になるのではないかと思えます。
●SIGGRAPHやGDCだけじゃ物足りない?
アニメータの立場として見ると、カンファレンスの構成が フィルムアカデミーが主体となっている事が起因しているのか、アート系の内容がかなり充実している印象です。
個人的に興味深いのは、これから業界を目指す人たちに向けて新しい情報を提示して、啓発させようとしている点でしょうか。こうした事が、SIGGRAPH等で毎年欧州の学生、学校チームからすばらしい作品が発表されている事に繋がっているのではないかと考えました。「アニメーション」という表現を学ぶ事についてかなり注力しており、こうした状況の一端を実際に見られるのでは。。。と思っています。
あとは、欧州圏に関しては自分は訪れた経験が無いので、自分の情報吸収という面もあります。Oさんの「リアル・ディズニーランドですよ」というコメントにグッっときましたw という事で、今回はFMX以外でも日程を取っています。