概要
Noise CHOPはリピートしない値が-1から+1の範囲にある不規則なwaveを作成します。 滑らかに繋がる、あるいは、各サンプルがランダムなノイズを作成します。 いくつかの異なる形状のカーブを作成することが出来ます。そして振幅を調節することが出来ます。 オプションで入力を繋ぐことができます。
空間上にあるポイントのX、Y、Z座標、１～3チャンネルがあると仮定します。これに3Dノイズ・スペースを使用します。 １つの入力チャンネルに対して1つの出力チャンネルを作成します。
ノイズ機能はTime Sliceのon/offに関わらず同様に機能します。これにHarmonic SummationとBrownianは除きます。これらの方法はTime Sliceモードで1に制限することが出来ません。 Playbarがフレーム1でラップする場合、ノイズ機能は連続に継続します。
パラメータ – Noise ページ
Type / type
ノイズを生成するために使用されるノイズ関数を設定します。 利用可能な機能は次のとおりです。
- Sparse / sparse
スパース コンボリューションに基づいて、高品質の連続ノイズを生成します。
- Hermite / hermite
スパースより高速ですが、ノイズの品質は低くなります。
- Harmomic Summation / harmonic
高調波の周波数ステップを制御できるスパースノイズ。 最も処理が遅いタイプ。
- Brownian / brownian
虫のランダムな飛行のように機能します。 積分数が2の場合、その加速はフレームごとにランダムに変更されます。
- Random / random
（ホワイトノイズ）すべてのサンプルはランダムであり、他のサンプルとは無関係です。 オーディオの「ホワイトノイズ」と同じです。
- Alligator / alligator
セルノイズ。
Seed / seed
乱数ジェネレーターを起動する任意の数、整数または非整数。 各数値は完全に異なるノイズパターンを与えますが、特性は似ています。
Period / period
ノイズサイクルのピーク間のおおよその間隔。 単位で表されます。 周期を長くすると、ノイズパターンが引き伸ばされます。
周期は周波数の反対です。 周期が2秒の場合、基本周波数は0.5サイクル/秒、または0.5Hzです。 Hzは、車の男ではなく、19世紀の電気およびオーディオエンジニアであるHertzを指し、TypeがRandomに設定されている場合、これをゼロに設定すると、完全にランダムなノイズが生成されます。 それ以外の場合、期間はゼロより大きくする必要があります。
Period Unit / periodunit
Harmonics / harmon
基本周波数の上に重ねる高周波数成分の数。 この数値が大きいほど、ノイズは大きくなります（Roughnessがゼロに設定されていない限り）。 0高調波は基本形状を与えます。
基本周波数が0.1Hzの高調波は、デフォルトで0.2Hz、0.4Hz、0.8Hzなどの高調波を生成します（Harmonicsパラメーターで指定された高調波の数まで）。
Harmonic Spread / spread
高調波の周波数が増加する要因。 通常は2です。3の広がりと0.1Hzの基本周波数は、0.3Hz、0.9Hz、2.7Hzなどで高調波を生成します。このパラメーターは、Harmonic Summationタイプでのみ有効です。
Roughness / rough
高周波ノイズの影響を制御します。 Roughnessがゼロの場合、基本周波数を超えるすべての高調波は効果がありません。 1つは、すべての高調波の振幅が基本周波数に等しいことです。 粗さが1から0の間の場合、高調波の振幅は基本周波数から指数関数的に減少します。
デフォルトの粗さは0.5です。 これは、1次高調波の振幅がベース周波数の0.5、2番目が0.25、3番目が0.125であることを意味します。 高調波はベースに追加され、最終的な形状になります。 高調波効果を見るには、HarmonicsパラメーターとRoughnessパラメーターの両方がゼロ以外でなければなりません。
Exponent / exp
ノイズ値を0、または+1および-1にプッシュします。 （値を指数のべき乗します。）1より大きい指数はチャネルをゼロに引き寄せ、1より小さい指数はピークを+1および-1に引き寄せます。 チャンネルの形状を変更するために使用されます。
Num of Integrals / numint
ブラウンノイズを積分する回数を定義します。 値を大きくすると、特徴の少ない滑らかな曲線が生成されます。 4を超える値はやや同一の曲線を生成します。 このパラメーターは、Randomノイズタイプに対してのみ有効です。
Amplitude / amp
ノイズ値の振幅（出力値のスケール）を設定します。
Reset / reset
Reset Pulse / resetpulse
パラメータ – Transform ページ
Translate、Rotate、Scale、Pivotパラメーターを使用すると、3Dノイズ空間の異なる部分でサンプリングできます。 空間内のXYZポイントごとに異なるノイズ値を想像してみてください。 通常、Noise CHOPは、X軸に沿って（0,0,0）から2 /周期のステップでノイズ空間をサンプリングします。 / tx / ty / tz / rx / ry / rx / sx / sy / sz / px / py / pz
transformを変更することにより、Noise CHOPがノイズ空間をサンプリングする線に沿って平行移動、回転、スケーリングします。 わずかなY回転は、山の中のまっすぐな道を歩いていて、途中で高度を記録し、同じ初期位置から再開して、わずかに異なる方向に歩いているようなものです。 高度は類似し始めますが、その後、発散します。
Transform Order / xord
- Scale Rotate Translate / srt
- Scale Translate Rotate / str
- Rotate Scale Translate / rst
- Rotate Translate Scale / rts
- Translate Scale Rotate / tsr
- Translate Rotate Scale / trs
Rotate Order / rord
- Rx Ry Rz / xyz
- Rx Rz Ry / xzy
- Ry Rx Rz / yxz
- Ry Rz Rx / yzx
- Rz Rx Ry / zxy
- Rz Ry Rx / zyx
Translate / t
Rotate / r
Scale / s
Pivot / p
パラメータ – Constraints ページ
Constraint / constraint
コンストレイントとそのパラメーターにより、選択した値でノイズカーブを開始または終了できます。 平均値も適用されます。
注意：これは、タイムスライスにはあらかじめ決められた開始/終了がないため、タイムスライスがオフの場合にのみ機能します。
- None / none
- Start Value / start
- End Value / end
- Mean Value / offset
- Start/End Values / endpoints
Starting Value / constrstart
Ending Value / constrend
Mean Value / constrmean
Normalize / normal
すべてのノイズカーブが-1から1の間に収まるようにします。これは、振幅パラメータの前に適用されます。HermiteノイズおよびSparseノイズは常に正規化されているため、RandomノイズおよびHarmonic Summationノイズタイプにのみ有効です。ランダムノイズの正規化は積分間で発生し、より制御された曲線を生成します。
注意：これは、タイムスライスにはあらかじめ決められた開始/終了がないため、Time SliceがOffの場合にのみ機能します。
パラメータ – Channel ページ
Channel Nameフィールドに複数の名前を入力すると、複数のノイズチャンネルが作成されます。 各チャンネルには固有のシードがあり、同じパラメーター設定ではすべてのチャンネルが異なります。
一度に多くのチャンネルを生成できます： chan [1-4]は chan1 chan2 chan3 chan4を作成します。 Pattern Expansionの章を参照してください。
このページのすべてのパラメーターは、ノイズで満たされるチャンネルの形式を指定し、Wave CHOPのチャンネルページと同じように機能します。 詳細については、Channel Pageの章を参照してください。
Channel Names / channelname
Start / start
Start Unit / startunit
End / end
End Unit / endunit
Sample Rate / rate
Extend Left / left
- Hold / hold
- Slope / slope
- Cycle / cycle
- Mirror / mirror
- Default Value / default
Extend Right / right
- Hold / hold
- Slope / slope
- Cycle / cycle
- Mirror / mirror
- Default Value / default
Default Value / defval
パラメータ- Common ページ
Time Slice / timeslice
これをオンにすると、チャネルが強制的に「タイムスライス」されます。 タイムスライスは、最後のクックフレームと現在のクックフレームの間の時間です。
Scope / scope
影響を受けるチャネルを特定するために、一部のCHOPでは、Commonページの
でスコープ文字列を使用することができます。
Sample Rate Match / srselect
複数の入力CHOPのサンプルレートが異なる場合を処理方法を設定します。 リサンプリングが発生すると、カーブは補間方法オプションに従って補間されます。補間オプションが使用できない場合はLinearで処理されます。
- Resample At First Input’s Rate / first
最初の入力のレートを使用して、他の入力をリサンプリングします。
- Resample At Maximum Rate / max
最も高いサンプリングレートでリサンプリングします。
- Resample At Minimum Rate / min
最も低いサンプリングレートでリサンプリングします。
- Error If Rates Differ / err
競合するサンプルレートは受け入れません。
Export Method / exportmethod
CHOPチャンネルをパラメーターに接続する方法を設定します。 詳細については、Exportの章を参照してください。
- DAT Table by Index / datindex
ドッキングされたDATテーブルを使用し、CHOP内のチャンネルのインデックスを介してチャンネルを参照します。
- DAT Table by Name / datname
ドッキングされたDATテーブルを使用し、CHOP内のチャネルの名前を介してチャネルを参照します。
Export Root / autoexportroot
Channel Name is Path:パラメータでrelative toを設定することで、エクスポートするすべてのパスのルートノードを指定します。
Export Table / exporttable
DAT Table Export Methodsメソッドを使用するときにエクスポート情報を保持するために使用されるDATを指定します。
