MIDI Out CHOP

概要

MIDI Out CHOPはMIDIデバイスにMIDIイベントを送信します。一般的にMIDIコマンドは、MIDIイベントの出力に使用します。
MIDIデバイスには、他のソフトウェア・プログラム(midisynth)またはシリアルポートに接続されたデバイスが含まれます。チャンネルはMIDIイベントの送信コントロールに使用されます。チャンネルは最後のタイムスライス(最後のPlay Barポジションからカレントまで)が評価されます。

MIDI Out CHOPは入力チャネルの様々な変化に対応してMIDIイベントを送信します。チャンネルはch3、c14、ch7n60の様に、出力するMIDIイベントと同じ命名でなければなりません。同様に、MIDIメッセージを出力するためのスクリプトで使用するMIDコマンドについて考慮しなければなりません。
チャンネルがカレント・スライスの間、値が変更する毎にイベントが送信されます。フレームバーがリアルタイムで動作している限り、全てのタイミングは保持されます。チャンネルはそのネームによってイベントにマップされます。ノート、コントローラ、ベロシティなどのイベントはノート/コントローラ番号(n65、c7)のように続かなければなりません。ノート・イベントからナンバーが削除された場合、ノート・ナンバーはチャンネル値になります。全てのチャンネルに送信される他のイベントは、追跡しているナンバー(pc、pw)を必要としません。チャンネル・プレフィックスは、イベントを送信すべきMIDIチャンネルの識別に使用します。(例えば、ch1n45はTouchチャンネルをMIDIチャンネル上でノート45のメッセージに割り当てます。)

MIDI Out CHOPはMIDIにベロシティも送信します。MIDI Out CHOPに入力されたチャンネル値は、ノートのベロシティとして送信されます。NormalizeがNoneの場合、チャンネルは1~127である必要があります。Normalizeが0 to 1の場合、0~1のチャンネル値はMIDIの0~127にスケーリングされます。
Cook Every Frame オプションは、CHOPが表示されていない場合も、毎フレームCHOPをクックします。All Volume OffとAll Volume Onフラグは、全16チャンネルのコントローラーに新たにイベントを発行します。MIDI出力は、Touchでより遅延が少ない出力にするために、別々のスレッドに入ります。これはノート・イベントとコントローラ・イベントに対してTime Sliceモードで機能します。
(Program Change、Sysex messagesには現状まだ対応していません。)
注:チャンネルは、入力チャネルの値が0以下から0以上になる時、新たにNote Onを起動します。
これは、Note Offイベントに類似しています。チャンネル・ネームはチャンネル値をどのように解釈するか確定します。

例えば、

  • ch3n60
    このチャンネルは、チャンネル3ノート60と解釈されます。値が0以下から0以上になる時、Note Onイベントが送信されます。
  • ch5n
    このチャンネルは、ノートナンバーを含みます。値は整数に量子化されます。そして整数値が変化すると、古い値のノートは消去されて、新しい値のノートが入ります。
    例えば、チャンネルが53から78まで変化すると、ノート53に対するNote Offイベントとノート78に対するNote Onイベントが送信されます。
  • ch14c7
    チャンネル値は、チャンネル14のコントローラ7(ボリューム)に送信されます。
    デフォルトで0~1の値はMIDIの0~127の値にマップされます。

以下はTime Sliceモードで作用します:

  • チャンネルは「ch」で始まリ、チャンネル番号(1-16)が続きます。
  • ノートの場合、ノートを表す「n」の後にノート・ナンバーが続きます。
  • コントローラの場合、「c」の後にコントローラ・ナンバーが続きます。
  • これらのプレフィックスは変更することができます。
  • MIDI Outはアフタータッチ、プレッシャー、ピッチウィール・チャンネルを解釈して、MIDIストリームにこれらのイベントを出力します。

注:normalizationは0~127、0~1の範囲を与えて追加されます。

  • MIDI Outは、MIDIクロック・イベントを出力するために、バー・ランプ・チャンネルを読み込みます。
  • プログラム・チェンジ・イベントは、「pc」チャンネルを通じて実行されます。7、14ビット・コントローラ・イベントが出力されます。
  • MIDIストリームをキャプチャして、ファイルに出力することができます。

MIDI In DAT, MIDI Event DAT, MIDI In Map CHOP, MIDI In CHOP, MIDIコマンドも参照してください。

パラメータ – Dest ページ
Active / active
MIDI Destination / destination

MIDIイベントの送信先。 デフォルトの宛先はMIDIマッパーです。

  • Device / device
  • File / file
Device Table / device
Device ID / id
One Based Index / onebased
MIDI File / file

出力MIDIファイルのファイル名。

Write MIDI File / writefile

すべてのデータをMIDIファイルに書き出します。

Channel Prefix / prefix

名前からチャネル番号を抽出するためにすべての入力チャネルに必要なプレフィックス文字列を設定します。(つまり、「ch」のチャネルプレフィックスを持つ「ch1note44」)

Cook Every Frame / cookalways

フレームごとにCHOPを強制的にクックします。 MIDI Out CHOPは、CHOPがグラフィック表示ビューアーにつながる場合にのみクックするため、オンにする必要があります。 何でも表示しているかどうかに関係なくcookする必要があります。

パラメータ – Output ページ
Automatic Note Off / autonoteoff

MIDIの「All Note Off」イベントは、出力の開始および/または終了時に送信できます。

None / none
  • At Playback Start / start
  • At Playback End / end
  • At Playback Start and End / both
All Notes Off / reset

All Notes OffメッセージをすべてのMIDIチャンネルに送信します。

All Volume Off / volumeoff

All Notes OffメッセージをすべてのMIDIチャンネルに送信します。

All Volume On / volumeon

All Notes OnメッセージをすべてのMIDIチャンネルに送信します。

Send Start/Stop/Continue Events / startstop

フレームバーが開始または停止したときに適切なイベントを送信します。

パラメータ – Note ページ
Note Name / notename

ノートチャンネルのベース名。 入力チャンネルの名前の後に番号がある場合、それはノート番号であると見なされます。 そうでない場合、チャネル値にはノート番号が含まれていると想定されます。

Aftertouch Name / aftername

アフタータッチチャンネルの名前。

Pressure Name / pressname

チャンネル プレッシャー チャンネルの名前。

Normalize / notenorm

範囲0-1の値は、MIDI値0-127にマッピングされます。

  • None / off
  • 0 to 1 / 0to1
Pitch Wheel Name / pitchname

ピッチホイールチャンネルの名前。

パラメータ – Control ページ
Controller Name / controlname

コントローラーチャネルのベース名。

Controller Format / controlformat

7または14ビットのコントローラーイベントを送信します。

  • 7 bit Controllers / 7bit
  • 14 bit Controllers / 14bit
Normalize / controlnorm

Maps channel values from different ranges to 0-127.

  • None / off
  • 0 to 1 / 0to1
  • -1 to 1 / -1to1
  • On/Off / onoff
Program Change / progname

プログラム チェンジ チャネルの名前。

Bar Ramp Name / barname

クロックのティック周波数は、ランプの周期によって決まります。 ランプは0〜1である必要があります。各4ビートバー上の0〜1ランプの着信チャンネル名。

Ticks per Bar / barticks

デフォルトは96 = 4拍* 1拍あたり24ティックです。

パラメータ- Common ページ
Time Slice / timeslice

これをオンにすると、チャネルが強制的に「タイムスライス」されます。 タイムスライスは、最後のクックフレームと現在のクックフレームの間の時間です。

Scope / scope

影響を受けるチャネルを特定するために、一部のCHOPでは、Commonページの
でスコープ文字列を使用することができます。

Sample Rate Match / srselect

複数の入力CHOPのサンプルレートが異なる場合を処理方法を設定します。 リサンプリングが発生すると、カーブは補間方法オプションに従って補間されます。補間オプションが使用できない場合はLinearで処理されます。

  • Resample At First Input’s Rate / first
    最初の入力のレートを使用して、他の入力をリサンプリングします。
  • Resample At Maximum Rate / max
    最も高いサンプリングレートでリサンプリングします。
  • Resample At Minimum Rate / min
    最も低いサンプリングレートでリサンプリングします。
  • Error If Rates Differ / err
    競合するサンプルレートは受け入れません。
Export Method / exportmethod

CHOPチャンネルをパラメーターに接続する方法を設定します。 詳細については、Exportの章を参照してください。

  • DAT Table by Index / datindex
    ドッキングされたDATテーブルを使用し、CHOP内のチャンネルのインデックスを介してチャンネルを参照します。
  • DAT Table by Name / datname
    ドッキングされたDATテーブルを使用し、CHOP内のチャネルの名前を介してチャネルを参照します。
Export Root / autoexportroot

Channel Name is Path:パラメータでrelative toを設定することで、エクスポートするすべてのパスのルートノードを指定します。

Export Table / exporttable

DAT Table Export Methodsメソッドを使用するときにエクスポート情報を保持するために使用されるDATを指定します。