Object CHOP

概要

Object CHOPは2つのオブジェクトを比較して、絶対、あるいは相対的な位置と方向のチャンネルを出力します。 出力される情報は以下の通りです:

  • あるオブジェクトと別のオブジェクトの比較した位置
  • あるオブジェクトと別のオブジェクトの比較した回転
  • あるオブジェクトと別のオブジェクトの比較した方向
  • 2つのオブジェクト間の方向角
  • 2つのオブジェクトの原点間の距離
  • 2つの物の間の距離のインバース・スクエア

オプションの2つの入力は、オブジェクトまたは相互でワールド・スペースのX,Y,Z点を比較することができます。 入力は、XYZの3つのチャンネルがあ必要です。 これらの入力は、ターゲットあるいはリファレンス・オブジェクトと入れ替わります。 オブジェクトとポイント同志で比較されることがありえます、しかし、”Rotation”モードはゼロを常に返します。
Geometry CHOPとFetch CHOPも参照してください。 これらはオブジェクトとSOPから他の情報を読み出します。

パラメータ – Object ページ

デフォルトでは、あるオブジェクトの別のオブジェクトに対する相対的な位置を出力するだけです。 参照オブジェクトの原点と回転を基準にしたターゲットオブジェクトの原点のXYZを取得します。 つまり、参照オブジェクトの0,0,0の位置(原点)にあるかのように、ターゲットオブジェクトの原点のXYZを取得し、参照オブジェクトのZ軸を見下ろします。

DAT Table / dat
Target Object / target

参照オブジェクトの位置と比較されているオブジェクト。 ターゲットオブジェクトは、テキスト文字列として表現できます。 これは、オブジェクト名を変数にする必要がある場合に役立ちます。式または変数を含む名前を入力できます。

Reference Object / reference

比較の起点として機能するオブジェクト。 Referenceオブジェクトは、テキスト文字列として表現できます。

Compute / compute

以下に説明するように、オブジェクトから出力する情報。

  • Position / translate
    参照オブジェクトからターゲットオブジェクトへの位置。
  • Rotation / rotate
    参照オブジェクトからターゲットオブジェクトへの方向の違い。
  • Scale / scale
    参照オブジェクトからターゲットオブジェクトまでのスケールの差。
  • Transform / transform
    参照オブジェクトからターゲットオブジェクトへのトランスフォーム。
  • Bearing / bearing
    参照オブジェクトがターゲットオブジェクトに向くために必要な回転。
  • Single Bearing Angle / singlebear
    ターゲットオブジェクトが参照オブジェクトに対して相対的な位置を表す角度。 ゼロ度は正面に、90度は横に、180度は後ろにあります。
  • Distance / distance
    2つのオブジェクト間の距離。
  • Inverse Square Distance / invsqr
    2つのオブジェクト間の距離の逆二乗。電気力、オーディオドロップオフ、重力のモデリングに役立ちます。
Transform Order / xord

回転、スケール、変換、方位、または単一方位角度計算モードに使用する変換順序。

  • Scale Rotate Translate / srt
  • Scale Translate Rotate / str
  • Rotate Scale Translate / rst
  • Rotate Translate Scale / rts
  • Translate Scale Rotate / tsr
  • Translate Rotate Scale / trs
Rotate Order / rord

回転、スケール、変換、方位、または単一方位角度計算モードに使用する回転順序。

  • Rx Ry Rz / xyz
  • Rx Rz Ry / xzy
  • Ry Rx Rz / yxz
  • Ry Rz Rx / yzx
  • Rz Rx Ry / zxy
  • Rz Ry Rx / zyx
Bearing Reference / bearingref

ベアリングには、参照ベースとして使用する方向が必要です。

Bearing Vector / bearing

ベアリングの方位計算の任意の基本方向。

  • X / bearingx
  • Y / bearingy
  • Z / bearingz
Point Scope X / tscopex

オプションのポイント入力の1つが接続されている場合、これにより、X、Y、Zを表すチャネルが決まります。

Point Scope Y / tscopey

オプションのポイント入力の1つが接続されている場合、これにより、X、Y、Zを表すチャネルが決まります。

Point Scope Z / tscopez

オプションのポイント入力の1つが接続されている場合、これにより、X、Y、Zを表すチャネルが決まります。

Append Attributes / appendattribs

Object CHOPが作成する回転チャネルに回転属性を追加します。

Smooth Rotation / smoothrotate

オンの場合、0、90などでグラフィカルなジャンプのない滑らかな回転曲線を出力します。

パラメータ – Channel ページ
Channel Names / nameformat

作成されたチャネルの命名方法を設定します。

  • Channel Name / channel
    チャネルに自動的に名前を付けます。
    例:tx、ty、tz
  • Target and Channel Names / target
    チャネルにターゲットプレフィックスを付けます。
    例:targetがobj1の場合、obj1:tx、obj1:ty、obj1:tz
  • Reference and Channel Names / reference
    referenceパラメータープレフィックスでチャネルに名前を付けます。 上記のTarget and Channel Namesのように動作しますが、Referenceオブジェクトの名前を使用します。
Output Range / outputrange

オブジェクトパスの目的の開始時間と終了時間の間隔を設定します。

  • Current Frame / currentframe
    現在のフレームで単一のサンプルを出力します。
  • Current Time Slice / timeslice
    現在のタイムスライスをカバーするサンプルのスパン。
  • Start / End / startend
    以下のStart / Endパラメーターで設定された範囲を使用します。
Cook Past Values (slow) / cookpast
Start / start.

オブジェクトパスの目的の間隔の開始時間を設定します。

Start Unit / startunit
End / end

オブジェクトパスの目的の間隔の終了時間を設定します。

End Unit / endunit
Extend Left / left

CHOP間隔の前部の拡張条件を設定します。

  • Hold / hold
    範囲の最初または最後の値を保持します。
  • Slope / slope
    チャンネルの開始前、または終了後に傾斜を続けます。
  • Cycle / cycle
    チャンネルを繰り返し循環させます。
  • Mirror / mirror
    チャネルを繰り返しサイクルし、1つおきのサイクルをミラーリングします。
  • Default Value / default
    Default Valueパラメーターで指定された定数値を使用します。
Extend Right / right

CHOP間隔の後部の拡張条件を設定します。 Extend Leftパラメータと同じオプションです。

  • Hold / hold
  • Slope / slope
  • Cycle / cycle
  • Mirror / mirror
  • Default Value / default
Default Value / defval

デフォルト値拡張条件に使用される値。
注意:回転チャネルを作成する場合、Transform CHOPおよびObject CHOPは、フレーム間の不連続性を最小限に抑える値を選択します。 グラフは連続して表示され、180度のシフトはありません。

パラメータ- Common ページ
Time Slice / timeslice

これをオンにすると、チャネルが強制的に「タイムスライス」されます。 タイムスライスは、最後のクックフレームと現在のクックフレームの間の時間です。

Scope / scope

影響を受けるチャネルを特定するために、一部のCHOPでは、Commonページの
でスコープ文字列を使用することができます。

Sample Rate Match / srselect

複数の入力CHOPのサンプルレートが異なる場合を処理方法を設定します。 リサンプリングが発生すると、カーブは補間方法オプションに従って補間されます。補間オプションが使用できない場合はLinearで処理されます。

  • Resample At First Input’s Rate / first
    最初の入力のレートを使用して、他の入力をリサンプリングします。
  • Resample At Maximum Rate / max
    最も高いサンプリングレートでリサンプリングします。
  • Resample At Minimum Rate / min
    最も低いサンプリングレートでリサンプリングします。
  • Error If Rates Differ / err
    競合するサンプルレートは受け入れません。
Export Method / exportmethod

CHOPチャンネルをパラメーターに接続する方法を設定します。 詳細については、Exportの章を参照してください。

  • DAT Table by Index / datindex
    ドッキングされたDATテーブルを使用し、CHOP内のチャンネルのインデックスを介してチャンネルを参照します。
  • DAT Table by Name / datname
    ドッキングされたDATテーブルを使用し、CHOP内のチャネルの名前を介してチャネルを参照します。
Export Root / autoexportroot

Channel Name is Path:パラメータでrelative toを設定することで、エクスポートするすべてのパスのルートノードを指定します。

Export Table / exporttable

DAT Table Export Methodsメソッドを使用するときにエクスポート情報を保持するために使用されるDATを指定します。