概要
Anti Alias TOPは、「SMAA: Enhanced Subpixel Morphological Antialiasing」と呼ばれる画面空間のアンチエイリアス処理技術を使用しています。これは、画像の輝度、色、または深度マップを使ってオブジェクトのエッジを検出し、それらのエッジにアンチエイリアス処理を施します。現在の実装ではまだ時間的な特徴を利用していないので、他のフレームの情報を必要とせずに、それぞれの画像が個別にアンチエイリアス処理されます。通常のRender TOPアンチエイリアスのように余分なメモリを必要とせず、最終的に他のオブジェクトに遮られてしまうポリゴンのエッジをアンチエイリアスする作業を避けることができます。
パラメータ – Anti Alias ページ
Quality / quality
アンチエイリアス処理の品質を設定します。品質が高いほど、計算にはより多くのGPUパワーが必要になります。
- Low / low
- Medium / medium
- High / high
- Ultra / ultra
- Custom / custom
Edge Detect Source / edgedetectsource
これは、画像内のエッジをどのように検出するかを設定します。アンチエイリアス処理は検出されたエッジに沿ってのみ行われます。
Edge Threshold / edgethreshold
エッジ検出の感度をコントロールします。動作を確認には、Output Edges モードを使用します。
Max Search Steps / maxsearchsteps
エッジを探す時の水平方向と垂直方向の探索ステップ回数を設定します。
Max Diag Search Steps / maxdiagsearchsteps
エッジを探す時の対角線探索の段階数を設定します。
Corner Rounding / cornerrounding
丸みを帯びたエッジコーナーの制御強度を設定します。
Output Edges / outputedges
画像のどの部分にアンチエイリアスをかけるかを視覚化します。検出されているエッジが表示されるので、アンチエイリアスが適用されている箇所がわかります。
パラメータ – Common ページ
参照:共通 Common ページ