Kinect Azure TOP

概要

Kinect Azure TOPを使用して、Microsoft Kinect Azureカメラの設定やデータの取り込みを行うことができます。

注意:このTOPは、Microsoft Windows 10 April 2018以降が必要です。 パラメータを使用してCPUのみのモードを有効にできますが、カメラから効率的なボディトラッキングデータを取得するには、NVIDIA GEFORCE GTX 1070以上のグラフィックカードが必要です。

TOPを使用して、カメラの設定(解像度、フレームレート、同期など)を構成したり、カラーカメラまたはデプス カメラからキャプチャしたイメージを取得できます。 1つのカメラのイメージ データを他のカメラに再マッピング(位置合わせ)して、色と深度の情報を一致させることができます。 1つのKinectカメラに接続できるKinect Azure TOPは1つだけです。 同じカメラから追加の画像を取得するには、Kinect Azure Select TOPを使用します。

Kinect Azureは、デプス カメラ イメージを使用して、ボディトラッキング情報とスケルトンの位置を抽出することもできます。 このデータにアクセスするには、Kinect Azure CHOPを使用して、Kinect TOPパラメーターにデバイスに接続されているプライマリKinect Azure TOPを設定します。

パラメータ – Kinect Azure ページ
Active / active

カメラを有効または無効にします。 注意:このTOPを無効にすると、それに依存している他のオペレータ(Kinect Azure Select TOPまたはKinect Azure CHOP)も無効になります。

Sensor / sensor

接続されているKinect Azureカメラのシリアル番号。 TOPは、使用可能なすべてのカメラをリストに自動的に入力します。  注意:1つのカメラに接続できるKinect Azure TOPは1つだけです。

  • 000416392312 / 000416392312
Color Resolution / colorres

カラーカメラで撮影したイメージの解像度を設定します。解像度によってアスペクト比が異なる場合があります。注意:30 FPSでは4096 x 3072はサポートされていません。フレームレートを15または5 FPSに減らします。

  • 1280 x 720 (16:9) / 1280×720
  • 1920 x 1080 (16:9) / 1920×1080
  • 2560 x 1440 (16:9) / 2560×1440
  • 2048 x 1536 (4:3) / 2048×1536
  • 3840 x 2160 (16×9) / 3840×2160
  • 4096 x 3072 (4×3) / 4096×3072
Depth Mode / depthmode

Depth Modeは、Kinectの2つの深度カメラ(WideまたはNarrow FOV)のどちらを使用してデプス イメージを生成するか、およびデータの処理に binning を使用するかどうかを制御します。 binned モードでは、2×2ピクセルのブロックが組み合わされて、フィルターの低解像度画像が生成されます。 注意:Passive IRモードを使用する場合、ボディトラッキングはサポートされません。

  • Narrow FOV – Unbinned (640×576) / narrowunbinned
  • Wide FOV – 2×2 Binned (512×512) / widebinned
  • Narrow FOV – 2×2 Binned (320×288) / narrowbinned

注意:このモードは、ボディトラッキングでの使用は推奨しません。

  • Wide FOV – Unbinned (1024×1024) / wideunbinned

注意:このモードは30FPSではサポートされておらず、ボディトラッキングでの使用は推奨しません。

  • Passive IR (1024×1024) / passiveir

注意:このモードはボディトラッキングをサポートしていません。

Camera FPS / fps

カラーカメラとデプス カメラの両方のフレームレートを制御します。 30FPSで実行する場合、一部の高いカメラ解像度はサポートされません。 フレームレートを低くすると、暗い場所で明るいカラー画像を生成できます。

  • 5 FPS / fps5
  • 15 FPS / fps15
  • 30 FPS / fps30
CPU Body Tracking / cpu

有効にすると、ボディトラッキングの計算はグラフィックスカードではなくCPUで行われます。 この方法ははるかに低速ですが、ボディトラッキングを機能するために高性能のグラフィックカードを必要としません。

Image / image

デバイスからキャプチャしてこのTOPに表示するイメージ タイプをリストから設定します。すべてのイメージ タイプには、色と深度の画像データが一致するように、他のカメラの画像空間にマッピング(整列)されたセカンドバージョンがあります。 イメージの解像度はColor Resolution または Depth Mode パラメータによって制御されます。Kinect Azure Select TOPを使用して、同じカメラから追加のイメージ タイプにアクセスします。

  • Color / color
    カラーカメラで撮影した8ビットRGBAイメージ。
  • Color aligned to Depth / colorremap
    デプス カメライのメージに合わせて再マッピングされたカラーカメライメージ。 解像度 Depth Modeパラメータによって決まります。
  • Depth / depth
    シングルチャンネル32ビット浮動小数点デプス イメージで、ピクセル値はカメラからの距離をメートル単位で測定されたものです。解像度と視野は、Depth Modeパラメータによって決定されます。
  • Depth aligned to Color / depthremap
    カラーカメラのイメージに合わせて再マッピングされたデプス イメージ。 解像度は Color Resolutionパラメータによって決まります。
  • IR / ir
    デプスカメラで撮影された16ビット整数の赤外線イメージ。解像度と視野はDepth Modeパラメータによって決まります。
  • IR aligned to Color / irremap
    カラーカメラのイメージに合わせて再マッピングされた赤外線イメージ。解像度はColor Resolutionパラメータで決まります。
  • Player Index / playerindex
    8 ビットのシングルチャンネル画像で、ボディトラッキングシステムによって識別されたプレイヤーにピクセルをマッピングします。ピクセル値は、コントラストを向上させるためにボディ ID を 25 倍したものです。注意: プレーヤー インデックス マップには、追加のハードウェア要件(CUDA 対応のグラフィック カード)があり、設定によってはカラーまたはデプス イメージと同期しない場合があります。解像度は、Depth Modeパラメータによって決定されます。
  • Player Index aligned to Color / playerindexremap
    カラー イメージに合わせて再マッピングされたプレーヤーのインデックスマップ。 解像度はColor Resolutionパラメーターによって決まります。
  • Point Cloud / pointcloud
    32 ビットの浮動小数点 RGBA イメージで、デプス情報は RGB チャンネルに格納されている XYZ 位置に変換されています。位置情報はメートル単位で表示され、解像度と視野はDepth Modeによって決まります。ポイント・クラウド・イメージは、TOPをアクティブにして右クリックメニューから View as Points を選択するか、Geometry COMPのインスタンスソースとしてTOPを使用して3Dで表示します。
  • Point Cloud aligned to Color / pointcloudremap
    カラーイメージに合わせて再マッピングされたポイント・クラウド・イメージ。 注意:イメージを再マッピングすると、ポイントを3Dで表示するときにギャップやアーティファクトが生じる可能性があります。
Align Image to Other Camera / remapimage

有効にすると、現在のイメージは他のカメラからのイメージに合わせて再マッピングされます。 たとえば、この機能を使用して、デプス カメラのピクセルにマップするカラーカメラ画像を作成します。
再マッピングを行うために Depth Mode パラメータとColor Resolutionパラメーターが使用されます。 注意:ポイント・クラウド・イメージを再マッピングすると、再マッピングアルゴリズムのギャップが原因で、点の分布にアーティファクトが生じる可能性があります。

Sync Image to Body Tracking / bodyimage

有効にすると、生成するイメージは、ボディトラッキングシステムからの最新のデータに対応するように遅延します。 遅延の量は、ボディトラッキングを実行するプロセッサの能力とシーンの複雑さに基づいて変動する場合があります。 Kinect Azure Select TOPを同時に使用して、リアルタイムの画像ストリームを取得できます。

Mirror Image / mirrorimage

画像を水平方向に反転します。

パラメータ – Common ページ

参照:共通 Common ページ