Line MAT

概要

Line MAT は、3D のライン、ドット、ベクターをレンダリングします。ラインの幅と色は、カメラまでの距離に応じて変化させることができます。これには、1/z dropoff(z = カメラからの距離)とear-far distance rolloff の 2 つのモデルがあり、近・遠距離で幅と色を設定し、3 つのロールオフコントロールを調整します。
ラインについては、さまざまなタイプのエンドキャップやヒンジ/ジョイント(丸型、箱型、矢型)にレンダリングできます。ライトモデルはフラットシェーディングです(シーンの照明の影響はありません)。エッジ(ポリゴンのエッジのようなもの)、ポイント、ポイントからのベクターを描画できます。パラメータの各項目の説明にあるように、目的の形状を制御するためのさまざまなパラメータがあります。ポリゴン、メッシュ、NURBS、クアッドなどのプリミティブタイプをレンダリングします。また、閉じたポリゴン/開いたポリゴンを管理することもできます。
各ポイントにドットを描画できます。法線(N)などの任意のアトリビュートを使用したベクトルを各ポイントにレンダリングできます。ポイントやベクトルには、それぞれ色やアルファを設定できます。
Line Widthパラメータは解像度に依存しない数値です。線幅を1に設定すると、画像の1/1000の幅の線を描くことができます。これは、正射影カメラや透視カメラで使用する場合に当てはまります。
ラインとそのポイントの幅をSOPのポイントごとに変化させるには、レンダリングされるSOPにポイント アトリビュート widthを追加して幅を設定することができます。値が 2 の場合、そのポイントの幅は通常の幅の 2 倍に拡大されます。新しいポイントア トリビュートは Point SOP Custom ページで作成できます。ポイントごとの幅に影響を与え、ライン幅に影響を与えないようにするには、ポイント アトリビュート pscale を使用します。
Ortho WidthやField of Viewをアニメーション化する際に、ラインの幅をよりリアルに調整したい場合があります。パラメータ Width Affected by FOV/Ortho Width をオンにすると、動作が異なります。Orthoカメラでは、Ortho Widthが1より小さくなると描画されるラインの幅が大きくなり(ズームインしているように見える)、Ortho Widthが1より大きくなると描画されるラインの幅が小さくなります。Perspectiveカメラでは、視野角が90度以下になると描画されるラインの幅が大きくなり、視野角が90度以上になると小さくなります。なお、パラメータ Width Affected by FOV/Ortho Width がオンの場合、ラインは解像度に依存しません。

パラメータ – Setup ページ

このページは、ライン、ポイント、ベクトルの共有機能をグローバルに制御するための一般的な設定ページです。このページでの変更は、前述の3つのタイプすべてに影響します。

Depth Interpolation Model / depthinterpolationmodel

カメラからの距離によってラインアイテムの幅がどのように変化するかを設定するメニューです。

  • S Curve / scurve
    近景と遠景の間の幅(近景と遠景の距離)に境界線を設けたもので、S字カーブを使用することで、よりダイナミックでありながら滑らかな(カーブの連続性を指す)変化を実現しています。カーブの形状は、Bias、Steepness、Linearizeの各パラメータで制御できます。
  • Inverse Distance / inversedistance
    最終的な幅の変化をより視覚的に正確に表現する逆距離加重を使用しています。
Inverse Distance Exponent / inversedistanceexponent

Depth Interpolation Model(深度補間モデル)パラメータ が Inverse Distance(逆距離)の場合、距離に応じて幅/サイズが減少する速度を決定します。1に設定されている場合(デフォルト)、幅は1/rの割合で減少します。つまり、距離 r にあるライン/ドットの幅が w である場合、2 倍の距離 (2r) にあるライン/ドットの幅/サイズは、距離 r にある場合の 1/4 になります。

Distance Near / distancenear

カメラから一定の距離を置いたニアプレーンを設定します。

Distance Far / distancefar

カメラから一定の距離があるファープレーンを設定します。

Width Near / widthnear

カメラからの距離が Distance Near 以下の場合、固定幅の値を指定します。ライン幅の扱いについての説明は、このオペレーターの概要を参照してください。

Width Far / widthfar

カメラからの距離がDistance Farと同じかそれ以上の場合の固定幅の値を設定します。なお、Depth ModelとしてNear-Far Rangeオプションが選択されている場合、Distance NearとDistance Farの間の任意のポイントはサインカーブに基づいて計算されます。

Width Affected by FOV/OrthoWidth / widthaffectedbyfov/orthowidth**

このパラメータがオフ(デフォルト)の場合、ある解像度のレンダリング画像を見ると、幅wのラインは、field-of-viewやortho widthを変えても常に同じピクセル数になります。このパラメータをオンにすると、field-of-viewを2倍にしたり、ortho widthを2倍にすると、幅wのラインは半分のピクセル数になります。カメラのズームをアニメーションで表現する場合などに有効です。

Width Bias / widthbias

S Curveのバイアスを後方または前方に移動して幅の補間を行います(S Curve depthモデルのみ)。

Width Steepness / widthsteepness

幅補間のためのS字カーブの急峻さをコントロールします(S Curve depthモデルのみ)。スティープネスの値を高くすると、カーブの幅がよりダイナミックに変化する(傾きが大きくなる)ことがわかります。また、急峻さの値が低いほど、カーブはより直線的な形に変化します。

Width Linearize / widthlinearize

Control the amount of curvature in the curve for width interpolation (only S Curve depth model).
幅補間のためのカーブの曲率量をコントロールします(S Curve depthモデルのみ)。

Color Bias / colorbias

S カーブのバイアスを後方または前方に移動して色補間を行います。

Color Steepness / colorsteepness

カラー補間用のS字カーブの急峻さをコントロールします。

Color Linearize / colorlinearize

カラー補間用のカーブの曲率をコントロールします。

Post-Mult Color by Alpha / postmultalpha

結果として得られるRGB値は、エッジや透明な場所ではRGBにアルファを乗じることで減少します。これは、TouchDeisgnerでのalpha < 1の場合のRGBの通常の処理です。

Lift Direction / liftdirection

ポリゴンまたはそのエッジ(ポリゴンは別の Geometry COMP + シェーダに含まれる)に線が描かれていて、完全に見えるように表面から持ち上げる必要がある場合、線のポイントをカメラに向かって変位させるか、線の法線(ポリゴンの法線の方向でもよい)に沿って変位させるかを指定します。

  • Along Camera Z Axis / alongcamerazaxis
    カメラのZ軸に沿ってポイントを移動させます。
  • Along Normal / alongnormal
    点の法線ベクトルに沿ってポイントを移動させます。
Lift Scale / liftscale

塗りつぶされたポリゴンの上やエッジに沿って描かれたラインは、同じ場所にレンダリングされるため、カットされてしまうことがあります。見た目を良くするためには、ラインをカメラに向かって持ち上げたり、法線に沿ってサーフェイスから離したりする必要があります。このパラメータは、ラインをサーフェスからどれだけ離すかを調整し、分離しすぎずに見栄えを良くします。

Num Points in Circle / numptsincircle

Points in Circle(ポリゴン)モードやエンドキャップやエッジ間のエルボーを描画したりする際に、円の形状をシミュレートするために全円の円弧を描くポイントの数を設定します。数値が小さいほど、レンダリングが速くなります。

パラメータ – Line ページ
Draw Lines / drawlines

Lineポリゴンで描画するかどうかのトグルです。

Line Joint Type / linejointtype

A menu to select the joint type where two lines segments meet.
2本の線分が交わる部分のジョイントタイプを設定します。

  • Round / round
    ラウンドジョイント。
  • Miter / miter
    シャープなマイタージョイント。
  • Bevel / bevel
    スクエア型のジョイント。
Miter Threshold (deg) / miterthreshold

2本の線分の間の角度がこの値よりも大きい場合に、ジョイント形状をベベルジョイントに変更するマイタージョイントのしきい値を度数で設定します。

Line Start Cap Type / linestartcaptype

ライン開始箇所のエンドキャップタイプを設定するメニュー。 Capページで各エンドキャップタイプのサイズを制御できます。

  • Round / round
    丸型のエンドキャップ。
  • Square / square
    角型のエンドキャップ。
  • Triangle / triangle
    三角形のエンドキャップ。
  • Arrow / arrow
    矢印形のエンドキャップ。
  • None / none
    エンドキャップなし。(平型)
Line End Cap Type / lineendcaptype

ライン終了箇所のエンドキャップの種類を設定するメニューです。
Line Start Cap Typeパラメータの項目を参照してください。

  • Round / round
  • Square / square
  • Triangle / triangle
  • Arrow / arrow
  • None / none
Line End Taper Strength / lineendtaperstrength
Line Near Color / linenearcolor

Distance Near プレーンとカメラに近い位置にあるラインのカラー値を設定します。

  • Red / linenearcolorr
  • Green / linenearcolorg
  • Blue / linenearcolorb
Line Near Alpha / linenearalpha

Distance Nearプレーンとカメラに近い位置にあるラインのアルファ値を設定します。

Specify Line Far Color / specifylinefarcolor

Far Colorを使用/Near ColorとFar Colorの値を補間のトグルです。

Line Far Color / linefarcolor

Distance Far プレーン以降(カメラから遠く離れた場所)のラインのカラー値を設定します。

  • Red / linefarcolorr
  • Green / linefarcolorg
  • Blue / linefarcolorb
Line Far Alpha / linefaralpha

Distance Far プレーン以降(カメラから遠く離れた場所)のラインのアルファ値を指定します。

パラメータ – Point ページ
Draw Points / drawpoints

ポイントを描画するかどうかのトグルです。

Point Type / pointtype

ポイントの種類を設定するメニューです。

  • Circle / circle
    ジオメトリの各ポイントに円を描きます。
  • Sphere / sphere
    ジオメトリの各ポイントに球体を描画します。
Point Size Multiplier / pointsizemultiplier

ポイントのサイズに対するスケール係数を指定します。デフォルトでは、ポイントの半径サイズは、カメラから見たポイントの位置での幅に等しくなります。

Point Near Color / pointnearcolor

Distance Nearプレーンとカメラに近い位置のポイントのカラー値を設定します。

  • Red / pointnearcolorr
  • Green / pointnearcolorg
  • Blue / pointnearcolorb
Point Near Alpha / pointnearalpha

Distance Nearプレーンとカメラに近い位置のポイントのアルファ値を設定します。

Specify Point Far Color / specifypointfarcolor

Far Colorを使用/Near ColorとFar Colorの値を補間のトグルです。

Point Far Color / pointfarcolor

Distance Far プレーン以降(カメラから遠く離れた場所)のポイントのカラー値を設定します。

  • Red / pointfarcolorr
  • Green / pointfarcolorg
  • Blue / pointfarcolorb
Point Far Alpha / pointfaralpha

Distance Far プレーン以降(カメラから遠く離れた場所)のラインのアルファ値を指定します。

Point Lift Direction / pointliftdirection

リフトポイントの方向を選択するメニューです。Lift Directionパラメータを参照してください。

  • Toward Camera / towardcamera
  • Along Normal / alongnormal
Point Lift Scale / pointliftscale

Lift Scaleパラメータを参照してください。

パラメータ – Vector ページ
Draw Vectors / drawvectors

各ポイントのベクトルを描画するかどうかのトグルです。

Attribute Type / attributetype

各ポイントでベクトルを描画する際に、ベクトルのXYZをどこで取得するかを決定します。デフォルトではSOPのアトリビュートであるPoint Normalから取得します。しかし、インスタンス化が使用されている場合は、インスタンスOPのインスタンス アトリビュートから取得することができます。ベクトルはワールドスペースでも、Geometry COMPの参照フレームでも表現できます。

  • SOP Attribute / sopattrib
  • Instance Custom Attribute (SOP Space) / instancecusatrrib
  • Instance Custom Attribute (World Space) / instancecusatrrib
Attribute / attribute

ベクトルのレンダリングに使用するジオメトリ アトリビュートを指定します。標準的なアトリビュートは以下の通りです。しかし、カスタム アトリビュートを指定することも可能です。この値は大文字と小文字を区別するので、ポイント/ベクトルのアトリビュート名と一致していることを確認してください。

Instance Custom Attribute Index / cusattribidx

インスタンス化している場合、インスタンスアトリビュートからXYZベクトルを取得できます。インスタンスOPのX値のインデックスとなります。

Scale / scale

ベクトルの長さに応じて適用されるスケール値を設定します。

Vector Start Cap Type / vectorstartcaptype

ベクトル始点のエンドキャップタイプを設定するメニューです。各エンドキャップタイプのサイズは、Capページでコントロールできます。

  • Round / round
  • Square / square
  • Triangle / triangle
  • Arrow / arrow
  • None / none
Vector End Cap Type / vectorendcaptype

ベクトル終点のエンドキャップタイプを設定するメニューです。各エンドキャップタイプのサイズは、Capページでコントロールできます。

  • Round / round
  • Square / square
  • Triangle / triangle
  • Arrow / arrow
  • None / none
Vector Taper Strength / vectortaperstrength

ベクトルの端の部分の幅を拡大するための係数を設定します。

Vector Near Color / vectornearcolor

Distance Nearプレーンのベクトルと、カメラに近い位置のベクトルのカラー値を設定します。

  • Red / vectornearcolorr
  • Green / vectornearcolorg
  • Blue / vectornearcolorb
Vector Near Alpha / vectornearalpha

Distance Nearプレーンとカメラに近い位置のベクトルのアルファ値を設定します。

Specify Vector FarColor / specifyvectorfarcolor

Far Colorを使用/Near ColorとFar Colorの値を補間のトグルです。

Vector Far Color / vectorfarcolor

Distance Far プレーン以降(カメラから遠く離れた場所)のベクトルのカラー値を設定します。

  • Red / vectorcolorfarr
  • Green / vectorcolorfarg
  • Blue / vectorcolorfarb
Vector Far Alpha / vectorfaralpha

Distance Far プレーン以降(カメラから遠く離れた場所)のベクトルのアルファ値を指定します。

パラメータ – Caps ページ
Round Width / roundwidth

Roundのエンドキャップの幅に対するスケールを設定します。

Round Height / roundheight

Roundのエンドキャップの高さに対するスケールを設定します。

Square Width / squarewidth

Squareのエンドキャップの幅に対するスケールを設定します。

Square Height / squareheight

Squareのエンドキャップの高さに対するスケールを設定します。

Triangle Width / trianglewidth

Triangleのエンドキャップの幅に対するスケールを設定します。

Triangle Height / triangleheight

Triangleのエンドキャップの高さに対するスケールを設定します。

Arrow Width / parrowwidth

Arrowのエンドキャップの幅に対するスケールを設定します。

Arrow Height / arrowheight

Arrowのエンドキャップの高さ(矢印の根元から頭まで)のスケールを指定します。

Arrow Tail Length / arrowtaillength

Arrowエンドキャップのテールの長さに対するスケールを設定します(テールが長いほどシャープな印象になります)。

End Cap Width Multiplier / endcapwidthmultiplier

通常、エンドキャップはラインと同じ幅になっています。このパラメータでは、キャップの幅をラインよりも広く/狭くすることができます。

End Cap Height Multiplier / endcapheightmultiplier

通常、エンドキャップは線の端から幅の半分だけはみ出します(エンドキャップを半円にし、四角、三角、矢印のエンドスケープも同様)。このパラメータでは、エンドキャップを遠くに押し出したり、近くに押し出したりすることができます。

Start Caps Pullback / startcappullback

デフォルト(0)では、始点キャップが線の始点を超えてしまうので、円形の始点キャップの中心が始点のすぐ近くになります。これを1に設定すると、エンドキャップの先端が開始点に正確に位置するようになります。

End Caps Pullback / endcappullback

デフォルト(0)では、終点キャップが線の終点を超えてしまうので、円形のエンドキャップの中心が終点のすぐ近くになります。これを1に設定すると、エンドキャップの先端が正確に終点に位置するようになります。

パラメータ – Deform ページ

参照:共通 Deform ページ

パラメータ – Common ページ

参照:共通 Common ページ