APPストアをいろいろ検索をしていたら、Oscillatorというiphoneアプリを見つけました。SinやSquare、Sawといった波形音を生成するというものなのですが、The SINE WAVE ORCHESTRA を思い出しました。2004年のICCでのイベントに参加したことがありますが、当時は参加者に専用デバイスを貸し出していました。ラップトップPCにMAX/MSPでサイン波を生成している方も何人かいらっしゃいましたね。自分はTouchで再生していました。それぞれのデバイスの距離によって共鳴具合が変化したりして面白かったです。今ならiPhoneやiPodTouchでもっとお気軽にMyデバイス参加することも可能ですね。で、これがあれば、「ひとりSINE WAVE ORCHESTRA」ができるじゃん、ということで、Touch077とiPhoneで久々にSin波の共鳴でできる揺らぎ音を楽しみました。
Touch077でSin波を再生するのはとても簡単です。その名もずばり、OscillatorというCHOPオペレータがあります。これをネットワークに追加するだけです。Base Frequencyで周波数を設定します。2つの音源の周波数の差を少なくして、音量を絞ったほうが揺らぎ感を感じやすいかと思います。
Touch077になって、オーディオ周りは少し変更があったようです。以前はAudio Panelという設定パネルで、事前にオーディオ再生させるオペレータを設定する必要があったのですが、このパネルが廃止されています。その代わりにAudio Out CHOPというオペレータが追加され、オーディオデバイスの指定などがオペレータレベルで行うことができるようになりました。MP3などオーディオファイルの再生に関してはAudio Play、Audio StreamといったCHOPオペレータが追加されています。これらのオペレータはパラメータでデバイスの指定も可能になっています。Audio Playはトリガーやボリューム、パンのInputノードがあり、オーディオコントロールすることが可能になっています。Audio StreamはTouch017のAudio Panelでオーディオファイルを指定していた機能をオペレータに移したといった感じです。オーディオファイルを指定するだけで、再生が始まります。
Audio Movie CHOPという、TOPネットワークで再生しているムービーファイルのサウンドをCHOPネットワークに取り込むオペレータが追加されています。アイデアしだいでいろいろ面白いことができそうです。