パーティクルの速度と方向、拡散を設定してパーティクルの動きを変えてみよう。「とりあえずパーティクルを出してみる」で作成したシンプルなパーティクルでSource_POPのAttributesタブのVelocityとVarianceを調整する。
Velocityをコントロールする
Velocityは速度と方向を設定する。3つのパラメータは左からX Y Zの各方向への速度を調整するようになっている。Velocityを以下のように設定する。
Velocity 0 1 0
今まで四方に向かって発生していたパーティクルが上方向へ広がるように発生するようになる。Y方向への速度が他方向への速度より大きいということだ。今度は1以外の数値を入れてみよう。数値が大きい場合は勢い良く上方向にパーティクルが発生し、小さな数値の場合は若干上方向にのびながら四方に広がりながら発生するようになる。”-“値を入れた場合は下方向へ発生するようになる。
Varianceをコントロールする
Varianceはパーティクルに分散と速度ランダムさを設定する。Velocity同様に3つのパラメータは左からX Y Zの各方向の分散、速度のランダム具合を調整するようになっている。VelocityとVarianceを以下の設定する。
SOURCEオブジェクトのタイプはプリミティブにしておく。
Velocity 0 1 0 Variance 1 1 0
アニメーションを再生してみよう。正面から見ると上方向に広がるパーティクルのアニメーションだが、横方向から見ると真平らでパーティクルがZ方向に全く分散していないのが分かる。このように、3つの方向のパラメータを調整することによってパーティクルの広がりを自由にコントロールすることが出来る。