TouchDesigner on MacBookAir!!

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最近、月1回位の割合でTouchDesignerの勉強会なる集まりを行っています。今回その会でkakamakura氏がMacBookAirにTochDesigner をインストール、起動まで成功したという事で、実際に動いている様子を見ることが出来ました。メモリが2GBということで、重いシーンではカクカクした再生になりますが、メインメモリを4GBにしたものなら、TouchDesiner入門機としての使い方やちょっとしたアイデアをすぐにプロトタイピングするといった使い方には対応できるかと思います。ちょっとこれはいい。

TouchDesignerはnvidiaのグラフィックボードの機能で高パフォーマンスを出す為に、インストールするPCには結構注文の多いツールだったりします。詳細はDerivativeのこちらのページに掲載されていますが、512以上のRAMを積んだnvidia Geforce7800以降のグラフィック・ボードが必須とされています。(これに当てはまらないPCではインストールさえ出来ないものもあります。)このためMacOS+Bootcampの使い方では、nvidiaグラフィックチップを積んだMacBookProしか選択肢は無いと思っていましたが、以前、フォーラムでエントリークラスのnvidiaチップセット(グラフィックRAMをメインメモリと共有しているタイプ)のMacBookやMacmini、MacBookAirでは動作しないの?という話題が掲載されたことがありました。(スレッドはこちらになります)

「検証は行っていないけど、nvidiaのチップだから多分動くかな。最大メモリ割り当てが256MBまでなので、使い方はかなり限られるし、おすすめできない。」といった返答です。なんとなくインストールまでは出来そう、でもCUDAとか使えなさそうな。。。と色々妄想は膨らみましたが、人柱するにはちょっと投資額が高すぎるな。。。と静観していました。今回のkakamakura氏の思い切ったチャレンジw でエントリークラスのMacBookやMacBookAirでもライトな使用だったらOKじゃない?という道筋がうっすらと見えてきました。CUDA系ツールなどまだ検証すべき事は多くありますが、何か展開があれば、またここで情報を発信したいと思います。

といった話題を投稿している横で新しいMacBookProが発表になりましたが。。。グラフィックチップがAMDになってしましました!!この点もDerivativeのこちらのページに掲載されていますが、nvidia以外のグラフィックチップでは動作が保証されていません。MacBook、MacBookAir、Macminiは現状のモデルではnvidiaですが、これも今後のアップデートでは違う仕様になる可能性も考えられます。MacでTouchDesinerのユーザーにとっては厳しい状況となりつつあります。。。