Twitterでちょっとだけつぶやいていた、iPadアプリのTouchDesigner Remoteですが、その後、Derivatieのサイトに少しだけ解説があるだけで、原理や使い方に関してはまったく情報が発信されていませんでしたが、こちらからいろいろと質問メールを送ると、現在のバージョンでもう使えるとの事!!ならばセットアップ等もっと情報を出してくれればいいのにと思ってしまいました。ちなみに現状はβバージョンなので、レスポンス、安定性はいまひとつとの事です。写真は前回の勉強会にiPadを持ってきていただいて(自分は持っていないのです。。。)予め仕込んできたシーンをリモートしている様子です。少し接続にと間取りましたが、つながったときは感動しました。これは面白い。
TouchDesigner RemoteはTochDesignerの任意のOP(パネル)を同一ネットワーク上にあるiPadでリモートコントロールするためのアプリです。類似するアプリにはTouchOSCがありますが、TouchOSCがアプリのスライダーやノブをシンセファイルの各パラメータと関連付けを設定するのに対して、TouchDesiner Remoteはシンセファイル内で作成、設定されているスライダーやノブをパネル化してIPadで操作する仕組みになっています。
TouchDesignerは予めライブラリとして登録されているスライダーやノブのコンポーネントをブラウザからドラグッグ&ドロップで作成したシンセファイルに組み込むことができます。これらのUIはすべてオペレータを組み合わせたものでカスタマイズが可能です。また、動的に自律変化するLemurのようなオリジナルUIを作成することも可能です。TouchDesigner Remoteがリリースされたことで、TouchDesigner内で高度なUIを作成する意味がとても高くなったと思えます。写真はTouchDesigner Remoteのスクリーンショットです。3Dグラフィックを表示することも可能ですし、マウスでインタラクティブビューワーをグリグリするようなインタフェースの作成も可能です。
本当はiPad2購入後(このテストがきっかけで購入に理由ができましたw)に詳細な接続方法等も含めて紹介しようとたくらんでいたのですが、発売が延期になったとの事で、取り急ぎ、勉強会でのテスト報告と概要を紹介しました。