モデリング機能に関しても、新規SOPや機能追加など幾つかのトピックがある。こちらもサイトの内容に沿って触ってみた。アトリビュート関連の編集がより細かく出来るようになっている。
●PolyExtrudeの新機能
複数の面を選択した状態でExtrudeしても共有しているポイントを維持したままのExtrudeが可能になった。今まで無かったのが不思議なくらい。(笑)インタラクティブモデリングでは、PolyExtrudeのモード時にビューポート上部のメニューにKeep Shared Points Togetherオプションをチェックするだけ。SOPパラメータにも対応しているので、随時切り替えることが可能だ。
●The PolyBevel SOP
面取りSOP。今まででもBevelの機能はサポートしていたが、他パッケージとは異なるアプローチだった。今回のアプローチの方がポピュラーな機能といえる。それまでのアプローチもロゴの3D化とかには使える機能だったのだが・・・
●Edit SOPが増殖しない!
連続してポイントや面のエディティングを行う限りは全て1つのEdit SOPに集約されるようになった。インタラクティブモードでモデリングを行う場合、あっという間にEdit SOPが増殖、という状態にはならなくなるだろう。その分、作業の区切りでデータをセーブして、自分でシーンファイルのバージョン管理を行う必要があるが、増殖したEdit SOPと格闘するよりは楽だろう。(笑)
●Scatter SOP
表面に均一な分布状態でランダムに点を生成する。これだけでは何に使うのが、今ひとつイメージが湧きにくいが。新機能のテクニックのひとつポイント・クラウド・テクスチャで使用される。発生ポイント数が指定できるのでコントロールが色々出来そうだ。
●MatchTopology
トポロジが同じオブジェクト同士でポイントナンバー等の並び方を合わせることが出来る。
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●AttribComposite
異なるバージョンのモデルからアトリビュートを合成する。キャプチャーウェイトやUV設定などを複数のアーティストで共同作業、共有する場合に効果的。
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●Attribute Mirror
任意のアトリビュートを設定したプレーンでミラーコピーすることが出来る。
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●UVQuickShade
マテリアルを作成しなくても、簡易的にマップを張り込むことが出来るようになった。ゲーム制作ではこれで十分。いちいちSHOPに移動しなくて良い分効率良くなった。