Collision(衝突判定)のパラメータはParticle SOPのLimitsタブで設定する。このタブだけで設定できるコリジョンはシンプルなプレート状のものだが、Particle SOPの入力コネクタにオブジェクトを繋げることで複雑な形状のコリジョンも設定することが出来る。その場合でも、Limitsタブで設定されたパラメータが使用される。
Limit Planeの設定
Limitsタブの+LimitPlane、-Limit Planeパラメータで+-XYZの6軸をそれぞれ個別にコリジョンを設定することが出来る。デフォルトでは1000単位の数値が設定されているため、よほど大きなパーティクル・ソースを使用しない限りは効果は見えない。
衝突後の挙動設定
衝突した場合のパーティクルの挙動はLimitsタブのHit Bihaviorで設定する。Bounce on Contactは衝突後、パーティクルが跳ね返る挙動が設定される。Stick on Contactは衝突後、パーティクルが停止する。
Bounce on Contactを設定した場合は、さらにパラメータを設定することで跳ね返り方をコントロールすることが出来る。Gain tangentは衝突面に対して垂直方向に作用する力の設定で値が大きくなるほど、衝突後、衝突面に沿うようになる。Gain Normalは衝突面の法泉方向に作用する力の設定で値が大きくなるほど、衝突後、衝突面の法泉方向への跳ね返りが強くなる。
分裂設定
LimitsタブのSplitパラメータでパーティクルの分裂を設定することが出来る。Split on Contactに設定すると、衝突と同時にパーティクルが分裂する。Split on Deathに設定すると、パーティクルの消滅と同時にパーティクルが分裂する。
Min/max splitsパラメータで分裂時のパーティクルの最小数、最大数を設定することが出来る。設定された数値内で分裂数はランダムに設定される。
分裂したパーティクルのVelocityはSplits Velocityで設定する。Velocity VarianceでVelocityに+-の誤差を与えることで、方向にランダムなばらつきを設定することが出来る。