Force SOPを使うと、パーティクルを引き寄せたり、反発させたりすることが出来る。Force SOPはMetaballで位置や影響範囲を設定するので、Metaballの大きさや位置、ウェイトをアニメーションさせることで、さらに複雑なコントロールが出来る。
基本的な設定
Forceを使用する場合、Forceの影響範囲、位置を設定するためのMetaball SOPとForce SOPの2つのオペレータが必要になる。Force SOPのRadial ForceのチェックをONにすると、Forceが有効になる。ForceパラメータでForceの強さを調整することが出来る。0にするとForceが無効になる。Metaballのパラメータもパーティクルの挙動に影響を与えるので、色々とパラメータを変更して試してみると良い。
Axial Froceの設定
Axial ForceはDirectionパラメータで設定した軸に沿ってパーティクルが飛ぶようにForceがコントロールされる。数値が0の場合、このForceは無効になり、数値が大きくなるほど影響力が大きくなる。Axial Forceを有効にするためにはDirectionalForceのチェックをONにして、Directionパラメータで軸の方向を設定する必要がある。
Vortex Forceの設定
Vortex ForceはDirectionパラメータで設定した軸を中心にパーティクルの捩れのForceがコントロールされる。数値が+値の場合、時計回りにパーティクルが捩れ、-値の場合、反時計回りにパーティクルが捩れて飛ぶ。
Spiral Forceの設定
Spiral Forceはirectionパラメータで設定した軸に対して垂直方向の引力/反発のForceがコントロールされる。数値が大きいほど、引力/反発が強くなり、-値を入力すると垂直方向にパーティクルが広がっていくようになる。
応用
幾つかパラメータの異なるForceを順次繰り返すことで、複雑な挙動をパーティクルに加えることが出来る。もちろん、その分処理負荷が掛かるので再生スピードにも影響するので注意が必要だ。