シーグラ日記 2009 8月4日

機器展が始まりましたが、人が例年と比較して明らかに少ないです。ブース間の間隔も広いですし、各ブースのコマも比較的小さなところが多いです。アーティスト視点では、SOFTIMAGEがAutodeskに吸収されたこともあって、DCCツールのブースがまた少なくなった感じがします。


●Keynote
Simシリーズ、SPOREの開発者、ゲームデザイナーで有名なウィルライト氏の講演です。この方、講演ではおしゃべりなことで有名で、自分のヒアリングでは大まかなニュアンスしか把握することが出来ません(泣)ビジュアル満載なスライドとBy the wayでどんどんと変わる話題の内容は、ゲームデザイナー、プログラマー、プロデューサーと様々な面を持ち合わせているウィルライト氏ならではの視点でか語られており、非常に興味深く、面白いセッションでした。

●Emerging Technologies
今年は大きなブースに展示されているのではなく、ミーティングルームで小分けにされた展示でした。面白かった作品を見返すには便利でした。

 

・SCOPE
 ヘッドマウントディスプレイを装着すると、フィギュアの台座に張られた2Dマーカーを参照して、アイコンを表示するARなフィギュア対戦ゲームです。表示されたアイコンを一定時間注視する事で、コマンド入力されます。攻撃は実写にCGが合成されます。ARの追従性が高くなれば。こんなゲームデバイスが出てくる事も考えられそうです。

 

・gCubic:Real Time Integral image Rendering for a Cubic 3D Display
 キューブ型のディスプレイをテーブル状のディスプレイに表示されている生き物の上に置くと、キューブの中に3D化されて、生き物が表示されます。

・Crystal Zoetrope
クリスタルを回転させると、中に刻み込まれたイメージが動き出す、ゾーエトロープです。スリットから覗き込んだり、フラッシュ点滅する訳ではないので、ちょっと不思議な見え方がします。

 

・Photoelastic Touch:Transparent Rubbery Interface Using an LCD LCD and Photoelasicity
接触型バイスで押した力を感知します。上部から特殊なフィルタを装着したカメラで捉えると、押している部分の強さの分布が見られるという仕組みです。細かな接触にも捉えていました。

・Pull-Navi
相手の耳を引っ張られる事でナビゲートするシステム。こういう、ある意味それはないなぁと言うものが出てくるのが、このイベントの楽しさなのかもしれません。個人的に一番ツボにはまりました。写真の彼が持っているコントローラーを動かすとそれに対応した形で耳が引っ張られます。

・Interakutive Cooking Simulator
仮想的のステーキ肉をフライパンと返しのデバイスで上手に焼き上げます。以外とうまく操作できなくて、ステーキが落っこちてしまう事も。上から覗き込むようにすると、プロジェクタからの映像が見えるようになっています。

・Touc de Pen
ディスプレイに表示されたオブジェクトをつついたりすると、衝突の反応が手にフィードバックされます。位置情報は小型のモーションキャプチャカメラを使用しています。ゲームにも振動するデバイスがありますが、フィードバックをより感じさせるような目的で、こういった研究が応用される時が来るかもしれません。
●Exhibition
景気の影響か機器展は規模が小さくなって人も少ないように感じました。モーション系でバイスは特に目新しいものは見かけませんでしたが、全体的に3D表示のデバイスが多くなったように見受けられます。こちらでは3D映像コンテンツがはやっている事もあり、デスクトップでの確認に関してはある程度需要があるのかと思います。

 

・OPTI TRACK
すっかりおなじみになった、低価格・小型モーションキャプチャシステムです。全身とフェイシャルのデモンストレーションを行っていました。年を追う毎にブースがだんだん大きくなっています。

 

・Autodesk
2010シリーズのデモンストレーションを行っていました。MAYA、3dsMAX、そしてSOFTIMAGE、取り扱っているDCCツールが多いのに反して、デモンストレーションを随時見ることが出来るPCが設置されていないので、デモの時間に見に行くしかないのがちょっと大変だったです。今年は大々的なユーザー会が無かったので、新しい情報はとりにくくなっています。

・PIXAR
PIXARのブースはUPのセットでした。ユーザー事例紹介も行われていました。

・Motion Analysis
こちらのモーションキャプチャデバイスは今年はデモンストレーション無しでした。大きなステージでモーションキャプチャシステムのデモを行っていたのはOPTI TRACKとXsensだけでした。VICONはブースさえもないのですが。。。。

・Xsens