UDP In/Out

image140603_01UDPメッセージの基本的な送受信の手順です。数値データならOSCの方が扱いやすいですが、文字メッセージを含めるような場合はUDPになりますね。 image140603_02

TouchDesignerでUDPメッセージを送信する場合、送信するためのスクリプトコマンドとUDPメッセージを送信する際の各種設定を行うUDP DATがセットになります。このサンプルでは同一PC内で完結していますが、他のPCへメッセージを送る際は、Network Addressパラメータに送信するPCのIPアドレスを入力します。スクリプトコマンドは、シンプルにText DATにHello, World!をUDP送信するコマンドを記述しています。記述は次のようになります。

op(‘送信するUDP DAT名’).send(‘送信するメッセージ’)

image140603_03Text DATにコマンドを記述した場合は右ボタンからRun Scriptを選択すると、記述されているスクリプトが実行されます。実際にはDAT Excute DATやCHOP Excute DAT等のトリガーを設定してコマンドを実行するような使い方になると思います。 image140603_04

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UDPを受信するUDP In DATの設定です。ポートは送信元と同じ番号にします。受信したメッセージはUDP In DATのオペレータで、受信した順に次々とスクロールされます。ある条件に基づいてメッセージを選別したり、メッセージ内容を保持する場合は、Received Messagesタブでスクリプトを設定します。UDP In DATを作成するとデフォルトで、スクリプトを記述するためのText DATがセットで追加されます。def~returnの間にPythonスクリプトを記述します。サンプルでは受信したメッセージをそのまま、設定したText DATへメッセージを記述しています。実際にはif文などでメッセージを振り分ける事になります。

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