シーグラ日記`00 -7.28-

今日でSIGGRAPHも最終日です。機器展も終了して会場は少し人も少なくなります。ここはアニメーションシアターの会場です。二つの大きなシアターで、プログラム内容をずらして上映しています。入り口にはタイムテーブルのパンフレットもあるので、会期中のスケジュールを組むことも出来ます。(今年は何とか、全部見ることが出来ました。(^^))

EmergingTecnologiesの様子です。真ん中の大きなスクリーンを取り巻くように展示が行われています。

EmergingTecnologiesの中で個人的に面白かった物をいくつかピックアップしました。こちらはバーチャル・ルービックキューブ。写真では少しわかりにくいですが、指にモーターでテンションをかけた糸が取り付けられていて、いかにもルービックキューブを持っているような、仮想現実を与えるという物でした。SFものに出てきそうな感じです。

こちらは、液晶グラスとガンコントローラを組み合わせたもので、液晶グラスから見えるシーンは現実の風景とCGが合成されたものが表示されています。液晶グラスとガンコントローラのセンサーで傾きを検出して、液晶グラスで見たプレーヤーはちゃんとヘルメットをかぶっていて、腕はサイコガンのように銃身になっており、首を振ったり、銃を横に構えるときちんとCGが傾いて表示されます。これで、自由に歩き回れるようになると、面白いかもしれませんね。

 

アートギャラリーも見てきました。カンファレンスも見て、アニメーションシアターも見てと 今日は最終日なのに結構いそがしい。(^^;;フレームの真ん中にカメラが仕込まれていて、正面に立つとモザイク状にモノクロに画像が映し出されるのですが・・・液晶かな??近づいてみると 木片のピースが傾いて影を作り出すことによって、陰影を表現しているという物でした。う~ん、インパクトがあって、面白い作品でした。

 

さて、SIGGRAPHも無事に終了したので、最後にニューオリンズ風に宴会をしましょうということで、同行した方々とオイスターバーに行って来ました。

「やっぱり、生は危険ですよ!」
「大丈夫。たとえ当たっても、潜伏期間は14時間だから、飛行機の中でおなかが痛くなるから!」
「せっかく来たのだから、食わねば損!」

とおっかなびっくり生牡蠣を食べていましたが、最後はみんな「おかわり」状態でした。結果、当たりだったかはずれだったかは、飛行機に乗ってからのお楽しみですね。(^^:

こうして、あっという間に6日間のSIGGRAPHが終わりましたが、毎年の事ながら、技術的な情報はもちろんのこと、いろいろと考えさせられたり、CG制作者としての目標が持てたりと大いに刺激を受けました。こうした面でもSIGGRAPHは年に1度の魅力あるイベントだと感じます。来年のLA SIGGRAPHのポスターは仕事場に飾られて、「来年は21世紀初のSIGGRAPHだから・・・」と理由を付けて、行くことになるでしょう。(^^;