シーグラ日記`02 -7.21-

今日からコースが始まりました。”Mathematics ans Physics for cording Motion Interactivity in Web graphics” というコースを受講しました。FlashでSinやVectorなどの数学的な手法を取り上げるための入門コースです。セットアップを行う立場として、結構参考になりました。会場にはPCが設置されていて、実際に操作しながらコースを受講することが出来ます。

午後からはArt Showを見てきました。イメージあり、インタラクティブアートありと、色々な作品が出展されています。写真の作品は影を利用したインタラクティブな作品ですが、イメージの入力にUSBカメラを使用しているそうです。こう行った部品も結構安くなってきているのですね。

Houdiniのユーザーミーティングです。今回は意外と参加者が多かったように思えます。日本からの参加者は少なかったようですが。無料版はアンケートに答えて、帰りにTシャツと一緒にもらえるそうです。 ユーザー事例はRinoceros、ディズニー、ソニーピクチャーズの3事例でした。RinocerosはM&MチョコレートのCMでお馴染みのキャラクタが孔雀の羽をぱっと広げるカットをどのように作成するのか、詳しい説明がありました。羽はLsystem Sopを使用しているそうです。う~ん、こういう使い方もあったかぁと思いました。
ディズニーは”Raign of Fier”のドラゴンの炎やチリが舞う様子を流体計算が出来るようにセットアップしたHoudiniを使用したそうです。
ソニーピクチャーズは”スパイダーマン”での事例でした。ビルのレイアウト、テクスチャ管理といったワークフローで使用したほか、手首から飛び出す糸のエフェクトをHoudiniで作成したそうです。ダイナミックス部分はMAYAを使用するなどお互いのデータのパイプラインが構築されているそうです。

リリースされる5.5の機能紹介では”Houdinik”という宇宙人キャラクタでキャラクタ関係の説明が行われました。目新しいところでは、サブネットにしたOPの固まりに対してオリジナルのGUIを簡単に構築することが出来るよいうになっていました。また、パラメータをコピー、ほかのパラメータにペーストする際に、ch関数での参照を自動的にセットする機能も紹介されました。細かなところでの改良で、使いやすさは向上していると感じました。

新登場のVOPSはシェーダーをGUIをつかって構築するツールです。ShadeTreeのようなインターフェースです。シェーダーのほかにVex-SOPやPOP-SOPなど、すべて VEXに対応しているそうです。(勉強しなければ・・・・)

価格は随分安くなりました。使用目的によっていろいろとパッケージが分かれるそうです。すべてのパッケージが収まっているものがMASTER、SOPのみの廉価版がSelect、これにキャラクタが加わったものがEscape、コンポジット部分がHalo(どこかで聞いたような・・・・)といった感じです。無料版ですが、帰国して試さなければなりませんが、オブジェクトの出力が出来るそうです。またイメージのすかしも端に小さくコマーシャルを入れる程度のものなので、個人製作なら十分使えるのではないかと感じました。イメージ出力は、640×480の制限があるそうです。あとはやっぱり、内容はMASTERと同じフルパッケージ版と同じそうです!

ユーザー会の後にRiverWalkで2次会となりました。