HoudiniVer7.0新機能 レンダリング、コンポジット編

HoudiniVer7.0新機能のレビューの最後は、レンダリング、コンポジット関係。殆ど手をつけることは無いので、ドキュメントから主だったものを抜粋。

image040929_01

RenderMan Shader Builder
レンダリングすることなど無い自分でも、特にインパクトのあるトピックはRenderManシェーダーがVEXシェーダー同様に、オペレータで構築できるようになった点だ。「Houdniをバージョンアップしたら、ShadeTreeがくっついてきちゃった」といった感じだ。RenderManのライセンスが動いていれば、ViewPort上でMantraと同様にシーンプレビューも出来る。

COP関連
・CourCurve COP  HueCurve COP
PhotoShopのフィルタのように定義したカーブでフィルタをかけることが出来るようになった。カーブの構築インターフェースもほぼPhotoShopのような操作感だ。

image041119_01

・Defocus COP
カメラのピンボケのシミュレーションフィルタが追加された。

image041119_02

・Upin COP
これもPhotoShopの格子変形のように四隅毎のパラメータをコントロールして画像を歪ませることが出来るようになっている。

image041119_03

・Degrain COP
ディティールがパラメータによって省略化されていくフィルタ。・・・どういう風に使うのか、ちょっとイメージできない。こういう?な機能追加があるのもHoudiniらしい?

image041119_04

・Emboss COP
エンボス処理をイメージに追加することが出来る。以前のバージョンにも似たような機能はあったが、ライティングやシェーディングモデル、ハイライト部分のコントロールなど、自由度が格段に向上した。

image041119_05

・CornerRamp COP
ポイントライトを照らしたようなランプイメージを作成することが出来る。ポイントは任意に追加することが出来る。

・Composite COP
over、under、atop、inside、outsideといったコンポジットオペレータが1つに統合された。合成するときはまず、Compsiteをつなげて・・・と少しはレスポンスが良くなるかもしれない。