Conference Over View

本年度のSIGGRAPHのテーマはREVILVE。そのテーマにふさわしく、すべてのカンファレンス、イベントが再構成されています。SIGGRAPH慣れしている人でも、ちょっといつもと具合が異なるのではないかと。ClassesとTechnical Paperががっちりかぶっちゃっているのは、ちょっと勘弁してほしいところなんですが・・・さて、どれをチョイスするか悩みますねぇ。

●Classes
Monday – Friday, 11 – 15 August
以前までのSketch、CourseがClassesとして、再構成されました。技術的、学術的なテーマでまとめられ、映像分野におけるプロダクション事例などはProduction Sessionsとして再構成されています。事例とアカデミックを明確に分類しているって事でしょうか。アニメーションフェスティバルの構成に影響されている部分もあるような気がします。

Technical Paper
Tuesday – Friday, 12 – 15 August
Technical Paperは火曜日から金曜日までの期間を通して100以上の論文が発表されます。まぁこの部分はSIGGRAPHのコアな部分なので、大きく違いはないようです。

Panels、 Roundtables
Panels、Roundtablesは少し増えましたね。「先着順だからね」って念押しされている点が海外のカンファレンスらしい注意事項ですね。

Talks
Monday – Friday, 11 – 15 August
芸術、映画、広告、デザイン、科学、エンジニアリング各分野の、コンピュータ・グラフィックスとインタラクティブ・テクニックスペシャリスト達が制作進行中のワーク、最新の成果についてプレゼンテーションを行います。これが従来のSketchsに相当する部分でしょうか??Sketch、小発表で小気味のいい進行で、個人的には面白いセッションだったのですが、どう変化しているのでしょう。

Posters
Monday – Friday, 11 – 15 August
ポスター(プレゼンテーション・ボード)の展示とコンピュータ・グラフィックスとインタラクティブ・テクニックの研究者と議論。これは、さほど変化は無いみたいですね。

Special Events
スペシャル・セッション。アートパフォーマンスあり、ガチンコCG大会ありと色々ですね。Fast-Forward Technical Papers Preview は毎年恒例。これでTechnical Papersをどれを見るのか、って判断するのも面白いです。

 ・How to Attend SIGGRAPH 2008
  Monday, 11 August, 8:30 am – 10:15 am
  Room 515 A

 ・SpeedLab
  Monday, 11 August, 3:45 – 5:30 pm
  Room 505

 ・Fast-Forward Technical Papers Preview
  Monday, 11 August, 6 – 8 pm
  Hall B

 ・The Anti-Auteurs:
  User-Generated Content and the Evolving Videogame Ecosystem

  Tuesday, 12 August, 6 – 8 pm
  Hall B

 ・FJORG! Viking Judging Ceremony
  Wednesday, 13 August, 6:30 – 8:30 pm
  Hall B

 ・ACM Student Research Competition Presentations
  Friday, 15 August, 10:30 am – 12:15 pm

●Slow Art
Monday – Friday, 11 – 15 August
今年のアートギャラリーはSlow Artという名前に変わってます。手続き型をコンセプトに作品が4つにカテゴライズされています。

New Tech Demos
Monday – Friday, 11 – 15 August
New Tech Demosは、ディスプレー、ロボティックス、入力装置、インタラクション・テクニックなどを含む革新的なテクノロジーとアプリケーションをプレゼンテーション。より展示に参加できる運営方法に変更になったそうです。もしかして、予約制??

Exhibition
Tuesday – Thursday, 12 – 14 August
コンピュータグラフィックスに関連するソリューション、ハードウェア等の機器展示会。ここのところ、規模が縮小気味ですが、各社この機会に新しいバージョンの発表があるのは、昔から変わってません。自分は、セッションの時間の合間に見に行こうかと思っています

Exhibitor Tech Talks
Tuesday – Thursday, 12 – 14 August
ハードウェア、ソフトウェアとシステムの開発者から直接、裏話を聞くことができます。プレゼンテーション後、質疑応答交換と個別ミーティングも可能。目当てのデベロッパーがある場合は、こういうセッションを利用してみるのもいいですね。会場でも見られるけど、結構タイムテーブルがタイトだったりして、セッションとタイミングをあわせるのが、難しいので。

Job Fair
Tuesday – Thursday, 12 – 14 August
キャリア開発のクラス、CGとインタラクティブ・テクニックのセッション、デモ・リール・レビュー、業界ベテランからアドバイスなど、SIGGRAPH 2008の期間中、就職説明会が行われます。海外に転職する希望は無いですが、こういう求人ブースを見て回ると、何となく業界の傾向が見えたりして、なかなか面白いです。ゲーム会社などもブースを出すことがありますね。

Computer Animation Festival
SIGGRAPH 2008のコンピュータ・アニメーション・フェスティバルは、5日間のスクリーニング・ルーム、4日間のトークイベント、3夜連続のスタジオ・イベント、2日間の3Dステレオ・パネル・スクリーニング・ルームとグレードアップ。シアターの鑑賞方法が変わりました。

FJORG!
Monday – Tuesday, 11 – 12 August
世界中から16の3人組のCGアニメーターチームが、ノンストップ32時間、睡眠も惜しまず、宇宙で最高のキャラクタ・アニメーションを作成に挑みます。これ、まだ満った事無いんですよね・・・時間を見て制作している状況を見てみたいです。