Feedback Effects

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アニメーションをストロボ撮影のように軌跡を残して表現するための基本的なネットワークの例です。オブジェクトやアニメーションでこうした表現を行うことも出来ますが、レンダリングしたイメージを操作した方が簡単なネットワークで実現することが出来ます。

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ネットワークはこのような構成です。ソースとなるコンポーネント内で軌跡を残したいオブジェクトがアニメーションされて、レンダリングされたイメージが出力されています。これをFeedback TOPとLevel TOP、Over TOPを組み合わせて、フィードバック・エフェクトのネットワークを作成しています。

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Feedback TOPはBypass Feedbackパラメータで指定したオペレータのイメージを上書きしていきます。レンダリングされたイメージの上に更にイメージがレンダリングされます。パラメータは0の場合にFeedbackが有効となり、1の場合は処理がパスされて通常のイメージになります。

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このままでは軌跡がそのままいつまでも残ったままなので、Feedback TOPにLevel TOPを追加します。ある程度、時間が経過すると、軌跡が古い順にいけていくように設定します。PostタブのOpacityパラメータを1.0以下にします。イメージの透明度をパラメータの数値で掛け算します。サンプルの例では0.95掛けています。数値が小さくなるほど、軌跡は早く消失します。Feedback TOPによって戻されてきた古い部分は毎回0.95掛けられるので、古い順にだんだん透明度が低くなっていくという仕組みです。Level TOPの他のパラメータを変更することで、軌跡の部分を色々変化させることが出来ます。また、Feedback TOPからTarget TOPで指定したオペレータ間で他のTOPオペレータを幾つか追加して、軌跡の表現を変えることも可能です。

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Feedback Effects」への2件のフィードバック

  1. 確かに最近のユーザーコミュニティにUPされているサンプルはいっちゃってますね。w
    僕自身もなにかやりたい表現で行き詰まると、いろいろなオペレータをいじるというような感じなので、機会をみて1度とにかく全部のオペレータの概要だけでも調べていじってみるということをやってみたいと思っています。

  2. ありがとうございます。
    概念が少しづつ理解できてきました。
    奮戦4日目です。
    こういうシンプルな説明ファイルが、本家のサイトにはなくて
    困っていました。
    077からはじめたので、ちんぷんかんぷんがんばってマス
    感謝です!

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