Derivativeのβテストテージでも案内されているように、βプログラム期間はユーザーからのフィードバックを受付け、随時アップグレードするようなので、近々にプロダクションワークで利用するのはちょっとリスクが大きそうです。プロダクションワークと平行してβテストが行えるように、新たに取得する088ライセンスで起動する077バージョンも用意されているので、当面は2つのバージョンを変更して利用する事になるでしょう。ということで、βプログラムに参加する為の一連の流れを紹介します。 ●ライセンスのアップグレード手続き
TouchDesigner088のβプログラムに参加するには、既存の077ライセンスをアップグレードすることで、088バージョンが利用できるようになります。まぁ、来る088バージョンに対するアップグレード代を支払うという事なのですが。DerivativeのShopページからライセンスのアップグレードを申し込みます。支払いはクレジットカードとペイパルを利用することが出来ます。(う〜ん、便利になった)
支払いの段階でライセンスを管理しているユーザーアカウントでサインインする必要があり、ここでユーザーのライセンスとの紐付けがされるので、もし、複数のユーザーアカウントを利用している場合は注意が必要です。
支払いの手続きが完了すると、ユーザーアカウントで設定していたメールアドレスに支払い完了のメールが届きます。この時点ではまだ既存の077ライセンスは有効になったままです。これからTouchDesigner077で、これまで使用していたライセンスを無効にします。
●077バージョンのライセンスの無効化
TouchDesigner077を起動して、メニューバーからDialogs/Key Managerを選択します。
Key Managerウィンドウの右下にある、Manage Keysを選択します。
現在使用しているライセンスを選択、Disableボタンを押してライセンスを無効にします。
ライセンスが無効になったかの確認はDerivativeのページからユーザーアカウントでユーザーページにログインして、Keyタブのページで参照することが出来ます。077をアンインストールする前に念のため確認しておきましょう。
088βをインストールした後、077を平行して使用する場合でも、正式リリース版は088のライセンスでは起動しないので、実質077のしかるべきバージョン(Build18520以降)を再インストールする事になります。ライセンスを無効にしたら、いよいよ088のインストールです。
●088バージョンのライセンスインストール
088インストーラーをダウンロード後、インストーラーを起動して088をインストールします。特に設定を変更するような箇所はありません。指示に従って、nextを押し続ければインストールは完了します。 088を最初に起動すると、Key Managerが自動で起動します。ライセンスを購入したユーザーネームとそのパスワードを入力して、Sign inをクリックすると、自動的にライセンスの発行手続きを行って、ライセンスがインストールされます。
ライセンスがインストールされると、メッセージが表示されてライセンス手続きは終了です。これで088が使用できるようになりました。077を平行して使用したい場合は、Build18520以降のバージョンをダウンロードしてインストールします。
●補足
使用されているPCのグラフィックドライバが古い場合、088がエラーメッセージを表示して起動しない場合があります。その場合はグラフィックドライバを最新のバージョンに更新しましょう。自分もBootcampを構築してから全く更新していなかったので、最初は起動できませんでした。