シーグラ日記`03 -7.30-

会場の広場の様子です。大きなドーム二なっており、この場所では即席チーム対抗のバレーボール大会(観客スタンド付き)やゲームコーナーなどが設置されており、ランチタイムに活用されています。レセプションの会場にもなっています。

昨日に引き続いて、機器展で面白かったものをいくつか紹介。NVIDIAのブースではエレクトロニックシアターで上映された妖精やアニメーションシアターで上映されたモンスターを実際にマウスで動かす事ができるデモが並べられていました。ハードウェアでのイメージ表現はプリレンダリング以上の発達スピードで追いかけているのに驚かされます。そして、多分数年後には私たちゲーム製作の現場がこのレベルでのデータ作成を要求される事になるのでしょう。

 

XSIのブースにはなぜかT-Xの等身大モデルが・・・このモデルの前で記念撮影をする人数知れず。この写真を撮影している時も、ご丁寧に「一緒に並んでところを写しましょうか?」とブースの方から声をかけられたり。(笑)

Kaydara社のMotionBuilderはVer5.0。 社内のユーザー澤田君の話では、既にリリースされて日本でもプレゼンテーションされているとか・・・4足動物のソフトIKが実装されたそうです。デモで行われていた移動パスを変更すると動きがそれに追従するのがちょっと良いなと思ったり。

SideEffects社は今年もブースを出していません。IntelやATIなどのブースでデモンストレーションを行っていました。(その分の予算がクラブパーティーに化けているとか・・・)ユーザーミーティングで見られなかった細かな変更点をいろいろ見せてもらいました。写真のウィンドウではネットワーク画面にイメージ背景を張り込む事ができるようになりました。これでオペレータを配置してそのコメントを入れたり、いろいろ使い道はありそうです。でもHideしてオペレータを移動した後のHideしたオペレータの位置情報の再現は以前のままだったり・・・

午後のカンファレンスはマトリックスリローデットのメイキングを受講しました。打ち合わせのスケジュールがあったため、残念ながらフェイシャルの部分のみの受講で後ろ髪を引かれる思いでした。(笑)フェイシャルのアニメーションに関しては”Image Based Facial Animation”という従来の手法とは全く異なるアプローチを試みています。あらかじめリファレンスとなる顔のイメージと表情のアニメーションを撮影し、イメージのZ情報の差分から顔のモデルを変形させるいう方法を使っています。ここ数年の映像表現では、現実世界の現象をどれだけ上手く再現できるかという手法が多かったように思えますが、ここで紹介された手法は真っ向から否定して新しい手法を模索し成功したという点で今後のCGIのシーンに大きく影響するのではないでしょうか。

MAYAのアジア地区パーティーに参加しました。う~ん、会社で視察に来ると色々招待を頂くし、無線LANがあるような素敵なホテルに泊まれるし、たくさん特典が付いているようで、うれしいです。ただし帰国後に大量の事務処理と大量のレポート作成、報告会、そして視察していた間に溜まった仕事が待ち受けてます!!(-_-;色々な分野の方が参加されていましたが、やはり同じ業界の方はお互いに興味があるらしく、ゲーム業界の方とは話が盛り上がりましたね。やはりSIGGRAPHにまでこられる方はいろんな刺激を求めてきていらっしゃる方なので、すぐに打ち解けていました。こういった集まりはやはり面白いです。

話が盛り上がり過ぎて時間はあっという間に経ってしまい、パーティーはお開きに・・・この後はMAYAマスター手島氏の先導の元、2次会へと突入して行きました。毎日のカンファレンスで疲れているところ、走り回って会場を自ら探していただいた手島氏には大感謝です。今度また飲みに行きましょうね。(^^)