こちらはまだ聞き慣れない方の方が多いかと思います。これがTouchの画面です。
「なんだ、Houdiniそのものじゃないか!」と言われれば、そうかもしれません。(笑)先ほども説明したようにHoudiniはアイコンでプログラミングをするようなアプローチが可能です。これをうまく利用すれば、リアルタイムで3D シーンやイメージを操作するビジュアルプレーヤーを作ることが出来ます。これがTouchの基アイデアとなっています。
Houdiniが最終的な出力ターゲットがレンダリングイメージやゲーム用のオブジェクトデータやアニメーションデータであるのに対してTouch ではインタラクティブメディアへの出力をターゲットとしています。出力されるデータはTouchPlayerという専用のプレーヤーで再生されます。このプレーヤーはIE、Netscapeのプラグインを含んでおり、webでの再生も可能になっています。
インタラクティブメディアで代表的なものにFLASHやShokwave3Dなどがありますが、これらのコンテンツのコントロールがスクリプトで構築されているのに対して、Touchではビジュアルと密接に関係したSOPSやCHOPSをベースにアイコンをつないで構築するような環境になっているのが大きな違いでしょう。プログラムと密接に関わる部分が多い、インタラクティブ・メディアの方が実はProceduralのコンセプトにぴったり合っているのかもしれません。