シーグラ日記2008 8月12日

●GEEK BAR
飲み物片手にセッションのストリーミングを視聴したり、ワイヤレスLANを利用して、調べものをしたり、休憩したりといったリラックススペースです。このスペースの入り口でかわいいロボットが出迎えてくれます、ちゃんと受け答えしてくれますし、ジョークも言ってくれます。

今日は打ち合わせを挟んで、アニメーション関連のPAPERが2セッションありました。

●Animation
・Free-Form Motion Processing
Free- Form変形を使って、布の変形をきれいに、意図したコントロールができるようにするアプローチ。クロスだとコントロールするのが難しいが、キーフレームを設定できるともっとコントローラブルになるよねというのがポイントです。デモンストレーションではキャラクタのスカートの裾の表現を行っていましたが、足とのコリジョンを取って、変形させるという合わせ方もできるようです。よりアーティスティックな動きを布の表現に求めるようなケースでは、こうしたアプローチの方が向いているのかもしれません。

・Geometric Skinning With Approximate Dual Quaternion Blending
GDCでも取り上げられたダブルクォータニオンによるスキニング。デザイナーが理解できるレベルでいうと、肩や手首などに発生するねじれ変形がきれいに変形する様になる関数だとか。プログラマに少し聴いてみたところでは、数学に精通している人でないとハードルが高そうとのこと。

●Characters
・CloneAttack! PerceptionofCrowdVariety
12 体のオリジナルデータから、モデル、テクスチャ、アニメーションなど各要素を組み合わせ、かぶったものが無いクローンを大量に生成して、群集表現を行うといった内容です。こうした、あまり力はかけたくないけど、各キャラクタで違いが無い位には手を入れないとそれらしく見えない、といったものは技術的にカバーし易いみたいですね。

・Real-time Motion Retargeting to Highly Varied User-Created Morphologies
半分以上はSPOREの宣伝でした。トークは面白かったのですが。。。アップロードされているコンテンツで、笑いを取れるキャラクタを動かしながら、SPOREの説明、クリーチャークリエイターの説明に多くの時間を割かれた感がありました。肝心のリターゲットの部分ですが、キャラクターツールがほんの少し紹介されただけです。今までに講演された内容、クリーチャークリエイターの挙動を見たところから察するに、部位ごとにどう挙動素べきなのか、部品毎に管理されているようです。しかしそれだけでは、構造やデフォルトのポーズが異なるキャラクタ同士でリターゲットができるという訳ではありません。あとは論文読むしかないですね。論文の Animation Validation Gridというのが気になります。

・Animating Oscillatory Motion With Overlap: Wiggly Splines
Wiggly Splines、表皮が動きでフルフル動く表現をSpling関数などを応用して表現するといった内容です。フィジカル的にリアルで、インタラクティブにコントロールできる手法を目標としているようです。ポイントコントロールになるので、処理、リソースの問題がクリアできれば、ゲーム機にも応用できそうな気がします。

・Example-basedDynamicSkinninginReal Time
表現結果が前述した論文と似ていますが、こちらは最終的にGPUでリアルタイムに処理を行っています。昨年は同様にGPUでキャラクタ変形を行っていました。スケルトン変形を基にポイント毎のダイナミックスを合わせた感じなので、筋肉のような表現には向いていないように思えます。そちらかというと、しっぽや耳、筋肉じゃなくて脂肪のタプタプした表現には向いているように思えます。

本日のAfter SIGGRAPHはAvidのSOFTIMAGE NICE ICEです。新しく発表されたICEにかけたパーティータイトルですね。ばりばりのクラブイベントなので、あえて、ユーザー会とは言わないでおきましょう。自分はこの後SIGGRAPH東京に行くために早めに切り上げてしまいましたが、後半にはお立ち台ダンサーが登場して、相当盛り上がったそうです。。。もう少しいれば良かったかも。。。