muTEK Japan ワークショップで知ったちょっといい操作TIPS

mutec TouchDesigner Workshop

11月3日〜5日の3日間、お台場の未来科学館で開催されたmutec JapanでDerivative企画のTouchDesignerワークショップが開催されました。自分はワークショップ受講者のフォローや随時翻訳などでサポート役として参加したのですが、ビギナー向けワークショップで、ちょっといい操作TIPSがいくつかあったのでご紹介します。

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TouchDesignerの.toeファイルを保存する際、デフォルトではインクリメント(ファイル名末尾に番号をつける)していくつもファイルが残っていくのが嫌という人もいると思います。その際、088まではメニューバーのPreferencesからIncrement Filename on Saveの設定をOFFにして上書き保存を設定する以外に選択肢はなかったのですが、099では新たにOn and Copy to Buckup Folderという設定が追加されました。このオプションを指定するとプロジェクトのフォルダに Buckupというフォルダを作成して、インクリメントされた古いバージョンはセーブする毎にそのフォルダに移動されて、最新バージョンのみが作業する階層に置かれるようになります。ズラズラ〜っと.toeファイルが並ぶのは嫌!という方にとってはバックアップも残って、作業階層がスッキリするのでお勧めです。

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同じオペレータでしか出来ないTIPSなのですが、複数選択の状態でパラメータを変更すると、選択した全てのオペレータの数値を一気に変更することが出来ます。ただし、右クリックから表示するフローティングのパラメータウィンドウでは機能しません。

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Noise CHOP繋げて、Math CHOPでレンジを変更して、ExportするためにNullを繋げるとか、一気に複数のオペレータの流れを作るって事、慣れてくるとしばしばありますよね。その際、いちいち1つオペレータを作る毎にTABやダブルクリックでダイアログを出すのって面倒ですよね。そこで、ダイアログを出した状態でShiftキーを押しながら繋げる順番にクリックしていくと一気にオペレータを作成、ワイヤーも繋げてくれます。同じ種類のオペレータ同士だけでなく、CHOP to TOPなど他の種類のオペレータと繋げて使用するオペレータにも対応しています。これは便利!!