最後のパウダーを堪能すべく、北海道の南富良野までやってきました。前回訪れたのが2006年だったので、5年ぶり。南富良野の裏山は面白いから、すぐにまた訪れたいと思っていながら5年経ってしまいました。
朝一番の飛行機で千歳に向かい、JRでトマムまで移動。10:00頃には現地に到着できるので、アクセスを効率よく繋げられれば、ニセコより時間的には近いかもしれません。今回は滑り道具一式を予め宿に送り、当日の朝、道具をピックアップしてもらって駅で合流ということで、到着後、すぐにお山に入ることが出来ました。本日のフィールドはトマム駅からほど近いロック・マウンテンです。
雪の積もった林道を車でしばらく入ってから、歩きになります。歩き始めからしばらくは平らな林道歩き。歩いて行く先には今回滑る斜面も見えます。アクセスの感じがちょっと佐渡山に似ているなと思いました。気温も高くハードシェルを脱いでのんびり歩いても寒くありません。前回来たときは2月の上旬でしたが、ガイドのクニさん曰く、滑りやすくて楽しいのは3月の第1週のほんの短い間だそうで、それを逃すと後はどんどん春の山になって行くそうです。そんな話題をしながら、休憩もはさんで高度を上げていくと、トマムのスキー場が反対側に見えてきます。こんなに近いなんて。。。
稜線まで上がるとさすがに風が強くなってきます。ここで先行したグループと合流。ゆきのこのガイド福田さんとも再会。もうひと登りしてから南富良野再訪の最初の滑りとなりました。ドロップポイントで準備をしている間は風が強く、細かな雪が叩き付けるように降っています。しばらくすると視界も良くなるというサイクルを繰り返すというのが、南富良野の天候の特徴とのこと。駅で準備をしている時も、お日様が出ていると思っていたら、すぐにブリザード状態になったりと激変していました。
風の止むタイミングを見計らって、順次ドロップ。8人グループと大所帯ですが、それでも各自、好みの斜面を滑っても、十分パウダー&ノートラックを堪能することが出来ます。5年経っても南富良野の奥深さは変わっていませんでした。
もう1本滑りましょうということで、登り返します。最初にハイクアップするよりは高度差は大きくありません。最初にガッツリ登ってあとはチョコチョコっと登り返すという形が南富良野のお山には多いように思えます。巨大に成長した雪庇も見ることが出来ました。次に滑る斜面は少しメロー気味。ここも斜面が広いため、方向の指示はおおまか。どこまで滑るのかもはるか先なので見えないので、ちょっと注意しながら滑ります。。。かなり長い距離でパウダー堪能できました。
最後は沢沿いに車まで滑って戻ります。遠くにトマムスキー場のナイター灯が見えます。沢は完全に埋まっている訳ではなく、所々チョロチョロと水が流れている部分が顔を出しているので、ボトムは滑らずにトラバース気味に滑って行くのですが、細い木の間を滑ったり、トレースが大きくうねっている部分もあって、この部分が一番気を使って滑ったように思えます。モノスキーだとずっと直立気を付け状態でいちばん苦手な状態だったりします。最後の最後は真っ平らな林道をひたすらストックワークで漕いで車まで。腕がパンパンになりましたw
トマムの日帰り入浴所(波の出るプールがあったり、露天風呂 Only とかかなりリゾートです)で汗を流した後に南富良野のお宿おち庵に到着。前回も利用させていただいたのですが、ログキャビンに薪ストーブ、そして看板娘の猫と最強に落ち着く宿です。登って、滑って、お腹も空いていたので、到着後すぐに夕食。今回のTripの始まりをビールで乾杯して、鹿肉のハンバーグや手打ち蕎麦など手作りのおいしい料理を堪能しました。
高速道路が札幌まで繋がるとか、この地域でも光回線が来るという話題になりましたが、そうなっても、多分時間の流れは全く変わらないでしょう。 1週間くらいここに籠ってみたいなぁ。。。