前日の予報では、昼から天気が崩れ始め、降水確率が50%だったが、みんなの願いが通じたのか、朝の予報では夕方まで天気が持ちこたえそう。天気は晴天、春スキーのように暖かい。CATで牧場まで上がると、低気圧の影響で飛ばされそうな強風だった。雲のかかる妙高山が絶景。
風を避けながら尾根を登る。スプリットの登りのテクニックを習うために、ほりさんと一緒に先頭を歩く。キックターンのコツも教わる。スキービンディングの場合は、片足を固めて、もう片方の板を抜くとき、抜く板側のひざをもう片方のひざの裏側に当てる。抜く板を固めた板のヒールビンディングに載せる。そのときにつま先より先の部分を載せると、楽に板をまわせるようになる。実際にやってみると、今までかなり無理な板の抜き方をしていたのだと痛感した。テレマーク滑りも含めて、まだいろいろ身につけなければならないものは、たくさんありそう。1本目は強風と、ラインを間違えてブッシュをよけながらの滑走になってしまって、残念。事前に地形図を見ておくべきだった。
2本目は少し長い登り。黒倉山のピーク近くの尾根まで登り詰める。結構な斜面。2日目はスノーシュー+Carverにしようと思っていたのだが、ほりさんに「逃げちゃだめですよ!!」と言われて、SplitMonoにしたのは正解。板の軽快さを考えると、SplitよりはCarverの方が良いかな・・・と浮気心が出たのだが、登りでヘロヘロになってしまったのでは、意味が無い。Splitでどうやって軽快に滑ることが出来るか、ということも考える必要があるかもしれない。
ピークからのドロップはツアーの最後を飾るのにふさわしい、楽しい1本だった。最後の沢沿いの長いトラバースは、ダメージ大だったが、合流ポイントには遅いランチとデザート、ビールのおまけつきで、疲れも吹っ飛んだ。
今回は2月とは思えない春スキー日和で、パウダー!とはならなかったが、最高のロケーションで十分楽しめた。まだ開拓していないフィールドもあるということなので、機会があれば来年も参加したい。
滑走距離:1985 滑走本数:2