いよいよCATツアーの開始。今回のフィールド、光が原まではバスで20分ほど。さらにそこからCATで30分上がる。通常はCATをリフト代わりに使うのだが、AG企画らしく(笑)さらに登りを加えて、通常ではアプローチできないフィールドを楽しもうという素敵な内容だったりする。
朝食を早めに「ねのひ」でとり、8:00にはホテルのロータリーに装備を持って集合。スノーシューを付けたバックパックを担いで、ビーコンを付けている集団は、ARAIではちょっと浮いている。(笑)ホームゲレンデでツアーが開催されるというのは、ちょっと不思議な感じがした。
ARAIのマイクロバスに荷物を積み込み、いよいよ出発。天気は昨日と同様に2月とは思えない春スキー&ボード日和。それでも、昨日の近藤さんの下見では、十分楽しめそうな場所はたくさんあるとのこと。パウダーは期待できないが、初めてのフィールドということで、期待は膨らむ。冬季通行止め地点でバスからCATへ乗り換え。ここからはCATかスノーモービルでないと、移動は不可能。20分ほどCATに揺られると、大きく広がった、なだらかな斜面に出た。夏場は牧場で景色が良いらしい。さらに10分ほど上がると峠に到着。緩やかな尾根の向こうに黒倉山と鍋倉山、ピークが2つ見える。
1本面は、鍋倉山頂上から長野県側に滑り降りる。頂上からは野沢温泉のゲレンデが大きく見える。振り返ると妙高の山々、絶景。ARAIの近くにこんなに良いフィールドがあるとは思わなかった。斜面も最高。適度な間隔のブナの樹林帯を滑る。最後はオープンバーン。ここで、1人づつドロップして、ライディングフォトの撮影。斜面途中から急に雪が重くなって、転倒してしまった。(^^;滑り降りたポイントには、CATが既にスタンバイしていて、頼もしい。
新潟側にCATで戻り、キャンプ場のキャビンでサンドイッチのランチ。う~ん、AGのツアーとは思えない豪華さ。(笑)適度な登りと滑りの後で、のんびりとランチ。これは良いな。
午後は別の斜面を滑る。この場所もブナの樹林帯。ガイドの竹内さん曰く「ここはまだ降りたことが無いから、登り返しがきついかも・・・」、みんなちょっと引いていたが、目の前の斜面を見ると不安もどこかへ吹き飛んで、ガンガン高度を下げていく。滑り終わりからは登り返しというよりは、いくつかの沢を横切るトラバースといった感じ。スプリット初心者のほりさんは、2枚モードの滑りに慣れていないようで、苦戦していた。自分もそうだが、シールを付けた状態である程度、テレマークが出来たほうが良いと痛感。
ラストはバスの駐車ポイントまで林道をひたすら滑り降りる。暗くなる前にはバスに到着、どうやら今回はヘッドライトは使わずに済んだ。(笑)そして、に缶ビールで乾杯!これがたまらない。
滑走距離:1110 滑走本数:2