2日目は立山川を馬場島まで滑り降りるロングツアー。人数も多めなので、御山谷かタンボ平かと思ったのだが、足並み揃いそうだし、ガイドももうちょっと他の場所に行きたい(ガイドの近藤さんは29日から別のツアーで立山入りしている)ということで、立山川になったそうな。距離は長いが、ゴールには冷たいビールと山菜の天ぷらが待っているという滑り応えが合って、なにより美味しいツアーだ。
長い行程になるので、7:30には動き出せるように早々に朝食を済ませて、身支度を済ませる。AGのツアーに珍しく、ほぼ時間通りに出発。(笑)雷鳥沢の野営場まで滑り降りて、室堂乗越目指してハイクアップ。このルートは1時間弱のハイクアップであとは登りなしというのも良い。稜線以外は雪が多い為なのか、一昨年同じ場所を滑り降りたときよりは緩やかに感じる。滑り出しは少し固め、斜度が緩めになるまではスピードを抑え目で滑り降りる。後半からはザラメでとても気持ちよい滑走。合流ポイントから沢筋を見渡すとやはり雪が多いと見てすぐに分かる。
滑り出し1/3位までは適度に斜度があり広いバーンで、それぞれ好きなラインで滑走を楽しむ。デブリも思ったほど酷くない。前回は雪の上というよりは砂利、木っ端の上を滑るという印象だったが、今回は黄砂で茶色くなっているものの、ちゃんとした雪面を滑ることが出来た。
後半も難所は2箇所ほど、川沿いにトラバースする場所が1箇所、クラックを勢いをつけて飛び越す場所が1箇所あっただけ。前回、とても印象に残っている、大きな堰堤脇の細いトラバースも今回は対岸の安全なルートを滑る出来た。林道の雪がなくなるまで滑ることが出来て、今回は本当に滑り応えのあるツアーになった。
予定通り12:00に馬場島にゴール。残念ながら裏メニューの「山菜の天ぷら」は品不足のため頂けなかったが、ビールで無事に滑り降りてこられたことに乾杯した。時間に余裕があったので、空腹を満たした後に、写真鑑賞や昼寝で2時間ものんびりしてしまった。途中あるぷす村で今晩のつまみ等を買出ししたりで、結局高原バスは最終便になった。(笑)