AG　立山スペシャルキャンプ　3日目

最終日は東一ノ越からタンボ沢を黒部湖まで滑り降りるルート。黒部平までは何度も滑っているが、黒部湖まで滑り降りるのは、最初に立山に来たとき以来だ。
御山谷を左へトラバース気味に滑り降りると、すぐに夏道が見えた。明らかに例年より雪が少ない。雪が付いているのは２箇所のみは後は岩が完全に露出している夏道を歩く。風が多少強いので板は横にバックパックに取り付ける。意外とこれがハイマツや突出した岩にぶつかることが多く歩きにくい。

まずは、東一ノ越からはいつものように右側にトラバース気味に下りてタンボ沢右側の大斜面を滑る。今回は黒部湖まで滑り降りるのでより奥の方へトラバースして大斜面へ滑り込むことが出来た。黒部平へ滑り降りるよりも滑走距離は長くなる。一気に滑るには自分にはちょっとしんどかった。

大斜面を沢まで滑り込んだ後は黒部湖までタンボ沢を滑り降りる。以前滑り降りたときはガスで先が良く見えない状態だったが、今回は黒部湖まではっきり見通すことが出来た。意外と斜度があることに今回滑走して気付く。このルートも前日の立山川と同じように雪が多くて、１箇所板を外して降りた以外は湖の流れ込みまで滑り降りることが出来た。今回はどのルートも以前に滑走したことがあるルートだったが、雪の付き方具合で全く印象が変わることを痛感した。どのルートも以前より数倍滑り応えのある楽しいツアーだった。