今年もAGの月山~肘折ツアーに参加。昨シーズンのツアーは「山菜グルメ雪上ハイクツアー(途中滑りオプション付き)」といった感じだったが、今回は完全に滑りを意識した日程。リフトを降りると、真っ白な月山が・・・これならガツンとおなかいっぱい月山を滑ることが出来そう。(笑)
本当はCarverで参加しようと思っていたのだが、ビンディング入院から帰ってくることが出来ず、今回もスプリットでの参加となった。昨シーズン参加して感じたのだが、月山~肘折のルートは初日の大雪城以外は登り下りを繰り返すので組み立てに時間の掛かるスプリットよりはスノーシューやアイゼンの方が向いている。まぁ重い板を担がないのはうれしいのだが。
月山の頂上までは昨年と同様、牛首のボトムに滑り降りてからトラバース気味に登っていく。高度を上げると背後に朝日連峰が見える。稜線から先、最後のボウルが急になり、シールだと少し難儀したが、頂上ま板を外すことなく登ることが出来た。こっちの方が明らかに楽だった。
頂上からは大きな斜面を念仏ヶ原目指して滑るのみ。今回はお腹一杯滑らしていただきます。(笑)
昨年、クラックが入って、難儀したところもスイスイ。多少重めだが気持ちいい。
やっと立谷沢まで滑り降りてきた。いやぁ~もう、本当にお腹一杯。(笑)
滑りでお腹一杯になった後は、かる~く登り返し。ここは前回、雪がなくなっていて、夏の鎖場をスキーブーツで登り返し、体力を消耗しきって放心状態で念仏ヶ原を歩いたのだが、今回は雪がたっぷり、沢を楽々シールでハイクして念仏ヶ原まで上がることが出来た。ここから振り向いて見る月山は絶景。さっき滑ってきたシュプール眺めることが出来る。
避難小屋はこんな感じでほぼ埋没状態。ビール休憩もそこそこに出口の発掘作業に。途中、2人組のパーティーも加わって、何とか入り口を発掘した。
避難小屋は昨年同様に快適。布団、大鍋、ストーブまで装備されている。殆ど雪に埋もれているためなのか、少し寒く感じた。今日のメニューはおなじみモツ鍋。行者にんにくが無くても、野菜たっぷりピリ辛で暖まる。締めのデザートはメンバーのほりさんが運んできた葛餅と綺麗な残雪に梅酒をかけたかき氷。今回も贅沢なメニューだった。