月の砂漠

荒磯のみちの終点から御宿駅まで歩いて40分。歩いている間、今日は御宿で終了にしようかとも思ったのだが、もうちょっと歩きたいなぁという気持ちが沸々と・・・珍しく、温泉の誘惑に歩きたい気持ちが勝った。(笑)そのまま「御宿海岸を歩くみち」を引き続き歩くことに。

061009 御宿海岸を歩くみち

御宿駅をスタートして、海岸線出でるまでは川沿いの道を歩く。でっかい鯉がウヨウヨ。すぐ海岸線にぶつかり、月の砂漠記念館に到着。あの加藤まさお氏の「月の砂漠」は御宿海岸が舞台なんだそうな。てっきり中東のどこかの砂漠なのかと思ったのだが(笑)記念の銅像は西洋風ないでたちだったけど。日本の風景がインスピレーションになっているとしたら、加藤まさお氏が描いたのは和なイメージだったのかも知れないと思うと、また違った聞き方ができるかも。記念館の周りはサーファーさんと観光客でにぎわっていた。次の目的地メキシコ記念塔を見ながら海岸線を端まで歩く。

メキシコ記念塔への道

メキシコ記念塔への道

海岸沿いの道が終わると、道路標識の案内板と、関ふれの道標でメキシコ記念塔への方向指示が異なるので、ちょっとややこしい。関ふれのコースは記念塔の裏側を回り込むコースになっている。道標が杭状のもので、見落としやすいので注意が必要。住宅地の裏路地を抜けると、そこには山道が!!ほんの少しだけ、100mほど山道が続く。道はメキシコ記念塔のすぐそばで、園内の道と合流する。御宿なのになぜメキシコなのか?案内板によると、1609年、スペイン領フィリピン総督ドン・ロドリゴの一行が帆船でメキシコに向かう途中、台風でこのあたりで遭難、現地の人々、海女さん達が救出活動を行ったという心温まるエピソードが伝えられ、それを記念して1928年に記念塔が建てられたとのこと。コースの先にその漂流地もあるとのこと。

ドン・ロドリゴ御一行様漂着地

その漂流地を目指して先に進む。道はおなじみ車の通りの少ない広い舗装道。(笑)20分ほどで、ドン・ロドリゴ一行が漂着したという海岸に・・・・・案内板はあるのだが、人は釣り人のおじさんが1人だけ。海岸はかなりちっさい。ここで本当に300人救出されたのかな??道は海岸を離れて山間部に入っていく。ペースから計算して時間は明るいうちに終了しそうな予感。昼食をまともにとっていなかったので、ここでCARBO SHOTZでドーピング。

061009 御宿海岸を歩くみち

岩舟地蔵尊までもうすぐ

海岸線から離れているためか、景色は山奥の田園風景といった感じになる。畑やを眺めながら、いくつかトンネルをくぐると、今度はいきなり海沿いの町の風景に変わる。トンネル1つでガラっと変わるこのギャップが面白い。

061009 御宿海岸を歩くみち

今まで歩いてきた海岸線と違って、少し荒々しい感じの海。波がぶつかって上がるしぶきを感じながら、しばらく海岸線を歩くと、チェックポイントの岩舟地蔵尊に到着。なんとか明るいうちにチェックポイントに到着することができた。記念撮影を手早く済ませて、浪花駅目指して先を急ぐ。できれば明るいうちに駅に到着したい。

もうすぐ暗くなるから帰りましょう

お寺の鐘も鳴りましたよ。

海岸線を離れてトンネルを抜けるとまっすぐ伸びた道に田んぼが続く。残り距離も短く、なんとか明るいうちに駅に到着できそうなので、少し落ち着いてペースを落とす。丁度、17:00のお寺の鐘が鳴り、虫の声も聞こえ始めてよい感じ。国道と合流したところで「御宿海岸を歩くみち」が終了。おなじみの案内板が無くて、道標も杭状のものでちょっとさみしい。(笑)ガイドの地図では「岩船入り口」と記載されているが、交差点名が変更になったのか、「浪花駅入り口」になっていた。駅までは歩いて5分。丁度、千葉行きの列車が出てしまった直後で次の列車は1時間後。たっぷり歩いて疲れもあり、早く帰りたくなったので、御宿まで戻り、特急わかしおで帰路に着いた。

2 thoughts on “首都圏自然歩道 千葉県No17 御宿海岸を歩くみち”

  1. お疲れさまでした!
    御宿海岸には水着でローラースケートが似合いそうです。裸でBMXよりも女性のトップレス希望w(失礼)
    > トンネル1つでガラっと変わるこのギャップが面白い。
    対岸の三浦半島もこんな感じで、海岸の喧騒とは裏腹に。
    漂着地、どことなく寂しげと感じました。
    こういう場所好きです。

  2. コメントありがとうございます。
    スケートボードを楽しんでいるグループはありましたね。この道の山間部の静かさと海岸線の波の荒々しさのギャップがよかったですねぇ。全て舗装道でしたが、そういった景色の変化が楽しめるだけでもOKだなぁと思いました。

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