急に予定が1日あいたので、関ふれの続きを日帰りで歩くことに。今回は大原から東浪見まで砂浜を歩くコースが2つ。殆ど舗装道なので、装備も軽量。ハイキングというよりは散歩に近いかも。
大原駅からしばらくは普通の街中を歩く。踏み切りを超えて海岸線に向かって歩いていくと、道標があるので、横道に入る。すぐに塩田川沿いの歩道に出る。歩道では釣り人がハゼつりを楽しんできた。風は少し強め。日差しがあるので、歩いていると少し汗ばむ。立ち止まると寒いけど、汗で濡れて冷えるのも嫌なので、Tシャツで歩く。
河口近くの橋の袂にこのコースのチェックポイント真実一路の碑が。ガイド地図よりも少し先に碑はあった。(意外とこういうところはアバウトなんだなぁ)この碑のすぐ横にある一路橋は山本有三「真実一路」の舞台になっているということで、この碑が立てられているそうだ。
一路橋を渡ると大原海岸に出る。風の強い中、サーファーさんたちでにぎわっていた。ここから5kmは海岸沿いのサイクリングロードを歩くことになるのだが、途中から整備が行き届いていないらしく、砂に埋もれてしまったり、水没していたりと、自転車で走ることを考えるとかなり不自由しそうな道になっていた。
潮風を受けながら歩くのは中々新鮮でたのしいのだが、5kmも歩くので、後半は飽きてくる。残り1/4程度残したところで、防砂林の内側に道が入り、潮騒の音だけを聞きながら歩く道になる。まさに「黒潮の潮騒をきくみち」。
夷隅川の河口まで到達すると、川沿いに江東橋までさかのぼるサイクリングロードになる。江東橋から長者町駅までは、次のコース「九十九里の砂をふみしめて歩くみち」と共有している。またここまで同じ道を戻ってくるというのは少々面倒なのだが、「コースをきちんと踏破したい」という変な部分でこだわりがあるので、国道を横断して長者町駅へ向かう。
駅までの道は静かな住宅街。こうなると、本当に散歩っぽくなってしまう。(笑)静かな住宅街の道を10分ほど歩く。庭が広い家が多い。庭先にカラスウリを植えている家とか、都会じゃないだろうなぁ。
「黒潮の潮騒をきくみち」、のんびりと潮風に当たりながら散歩したい方にはお勧めのコース。道標も市街地に入っても、全ての曲がり角に設置されていて、分かりやすい。余力があるなら、国道に出たところで、太東崎灯台まで足を伸ばすというのも良いかもしれない。