立山ツアー2日目。今日も浄土山が真っ白、青空とのコントラストがとてもきれい。
まずは竜王岳目指して、ハイクアップ。稜線から御山谷にドロップして、黒部湖を目指して滑走する1日コース。このルート、初めてアーに参加して、バックカントリーの面白さにはまってしまった、思い出のあるルート。ここ数シーズン滑っていないので、かなり記憶があやふや。後半が足パンパンになるくらいのトラバース地獄だったことは覚えている。（笑）
稜線に出ると、風が強くなった。日の当たらない斜面は硬くなっており、シールチームはグリップが効きにくく、相当難儀していた。多少、時間はかかったが、11:00に竜王のトップに到着。景色が良いので、集合写真を撮ったりする。
お楽しみの滑走。竜王岳のボウルを2チームに分かれて滑走。出だしが急で下が見えない。少し滑ると全体の状態が把握できて雪も柔らかく気持ちよく滑るコンディションになった。ちょっと見た感じではさほど距離が無いように見えるのだが、滑り始めるとなかなか目標地点まで到達しない状態を体感して、相当な高度差を滑走しているということに気が付く。御山谷はやっぱり大きい。途中で大休憩、ランチタイム。
後半は序々に谷が狭くなってきて、沢のボトムは水の流れが姿を現す。ここからはひたすら右片斜面のトラバース地獄。結構きついのだが、以前よりは平らな箇所が多いような印象。適度に足を休めることが出来たので、足がピクピクすることはなかった。いよいよ大詰め。沢の右側にいるAGチームは何処かのスノーブリッジで左側に移らなければならないのだが、やはり少雪のためか、渡れる箇所が無い。黒部湖の流れ込みが見える箇所まで、途中から補助ロープを出して移動したところで、スノーブリッジを渡る。やはりどこかアドベンチャーな箇所があるのは、AGツアーならでは。(笑）
あとは板を担いでひたすら湖岸を歩く。
沢を何本も渡り・・・
ロッジくろよんに到着したら、ビールで乾杯。ここまできたら道も舗装されていて歩きやすく距離もあとわずか。
室堂に到着した頃にはもう、夕暮れ時。一日の締めとしては最高の景色。心残りは最終ギリギリのロープウェイで、黒部平の蕎麦が食べられなかったことかな。（笑）