城跡をたずねるみちから引き続き山武杉のみちを歩く。スタート直後にチェックポイントの光明寺があるので、ここで、スポーツ飲料を購入して一休み。時間的にランチタイムにしたいところなのだが、境内で弁当を開くのはチョット・・・ということで、喉の渇きを潤して、ちょっと休憩したらすぐにスタート。
道はすぐに林道に変わった。「山武杉」とコース名についている位だから、少しは雰囲気の良い林道歩きも期待してよいでしょう、と思っていたら、前半はとても気持ちの良い林道歩きのコースが長く続いた。おぉ、これは結構期待できるコースなのか?途中の道標が新しく設置されたもののようなのだが、手作り感溢れる、いかにもハイキングっぽい道標だった。
「もう、車道なんかに出ちゃうんじゃない?」などと思いながら歩いていたら、4kmほどは杉林と山間部のあぜ道歩きが続いた。車はもちろん、民家さえも殆ど見かけず、鳥のさえずりしか聞こえない、気持ちよいハイキングコースが続いた。こんなに人通りもないなら、ちょっと腰を下ろしてランチにしても良いよね、ということで、田んぼに面した木陰で荷物を広げてランチタイムにした。今回は湯沸しにBackpackingLight チタンウィングストーブを持参。固形燃料1タブレットでゆっくりとコーヒーの湯を沸かす。時間がスローに流れて良い感じ。
ガイドブックでは後半7kmほど歩いた場所から始まる林道が山武杉林になるらしい。途中、車道をほんの少しだけ歩いて、最後の1.4km、山武杉林を歩く。この林道もうっそうとした杉林で歩いていて楽しい。1kmほどで杉林は終了してしまうのだが、その後も広々とした畑が続くあぜ道を歩く。このコース、本当に車道が少なくて気持ちよい。教会の前を過ぎて、坂道を下り、しばらく歩くと古和本郷のコース標識に到着。ここで気持ちよく終了、と生きたいところだったが、終了地点からのバスが廃線になっており、最寄のJR松尾駅まで4kmほどを歩いた。約40分の消化歩き・・・駅前にはタクシー会社があったので、次回はにわみちを歩く際には利用するのも・・・
この山武杉のみち、最後の松尾駅まで歩かなければならないことを除くと、歩いていてとてもよいロケーションが続き、距離もほどほど短いので、B級ハイキングコースとしてお勧めできる1コースと言える。