真夏の渓流釣りは一見、清涼感があって楽しそうに思われるのですが、自分自身は渓流釣りにどっぷりハマっていた頃に川の真ん中でアブ柱にされたり、朝起きたらテントの天井がびっしりアブで埋め尽くされてたとか、腕を集中攻撃されてハムのように晴れ上がるなど、メジロアブの洗礼を数多く受けてトラウマとなり、真夏の渓流釣りなんて行くもんじゃないなんて思い込んでいました。
ところが、これはどうやら日本海側の東北地方にだけ見られる傾向のようで、北アルプスなんてアブそんなにいないよ〜というTamaさんの言葉に誘われて、久々にお盆休みの夏まっただ中に岩魚釣りに出かけました。

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渓に3泊するので荷物もなかなかの量です。自分も久々に70Lのザックを背負い、ハーネスにカラビナ、エイトカン装着、よせばいいのにデジイチまで持参。難しいところは殆ど無いから〜という話でしたが、いくら難しいところが無くても、ビール満載の70Lザックはなかなかの重量でした。涼しい風が吹く渓を歩いて上るルートなのが助かりました。

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前々日まで雨が降っていたためか、小濁りなコンディション。途中から渓相が良い感じになったので、竿を出して天場を目指すことにしました。流れが若干強かったので、少し大きめのミノーで攻めてみたところ、食べごろサイズが釣れました。魚がいることが分かると、疲れが吹っ飛んで上流へ上流へと足の進みは早くなります。

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天場に到着してそうめんでランチ。渓流の冷たい水でしめたそうめんの味は格別です。沢山歩いたのでスルスルと箸も進みます。このあと河原の大きな石で昼寝をした後に軽装で少し釣り上がり、今晩の食材を調達しました。

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夕食は釣った岩魚を漬け丼とあら汁にしていただきました。川で冷やしたビールで乾杯、たまりません。今日は荷物を担ぎ上げながらの釣行だったので、あっという間に眠気が襲って就寝となりました。10時間は寝てました。渓の旅の夜は早いのです。