テレ修行をしている事をBlogにポストしたら、10年以上前にテレマーク洗脳していただいた、キャンプ仲間のういりさんから鱗板で雪山散歩のお誘いを頂きました。整地されたゲレンデでピヨピヨにならなくなったくらいの足前で、滑りありのフィールドはどうかな?と多少不安もあったのですが、経験しない事にはスキルは上がりません。1日日帰りのライトツアーですが、自分にとっては滑り入りが初めてのちょとチャレンジなツアーになりました。
選んでいただいたフィールドは霧ヶ峰〜車山ルート、最近はスノーシューのフィールドとして人気があります。東京からも近いという事もあり、久々に当日早朝出発で現地に向かいました。いつもはスルーして、もっと先のお山に行く事が殆どですが、朝出発するので眠くならなくて良いです。ツアーのスタートは霧ヶ峰スキー場。車を1台、沢渡スキー場跡にデポして、霧ヶ峰〜車山〜沢渡スキー場と周遊する計画です。
当日は良い天気でルートのかなり先まで見渡せます。かなりゆる〜い起伏が続く地形は、鱗板にぴったりのフィールドです。景色を楽しみながらサクサクと歩いて行きます。雪のコンディションは積雪はすくないものの、歩く場所を選べばフワフワの雪上歩きを楽しむことが出来ました。ゆるゆると高度を上げて行くと、八ヶ岳、南アルプス、北アルプス、妙高とぐるりとパノラマ風景を楽しむことが出来ます。富士山もばっちりです。
車山肩まで上がったところで、ここでちょっと下ろうということになり、湿原方面に滑り降りました。コンディションはカリカリの上に重めの雪が積もった状態。。。モノスキーなら大した斜面ではないのですが、革靴+鱗板だと、もうドキドキです。なんとかテレマークでターンしようとがんばってみたのですが、やはり自然のフィールドは難しいです。板が引っかかってうまくターンできませんでした(泣)
湿原まで降りた後は、今度は反対側、車山スキー場方面へ上がります。途中、スノーシューツアーのグループに何組かすれ違いましたが、鱗板のグループには会う事はありませんでした。スノーシューはその手軽さから,やはり人気があります。 お昼は車山スキー場を滑り降りて、あるゲレンデメニューを頂く予定です。ツアーに来たのにスキー場を滑るなんて!!とういりさんはカリカリのコース脇をガンガン滑って行きます。この日1番ハードに滑ったのはこの場所でした。テレ修行中の自分にはかなりハードだったかも。。。
そして、今回のツアーの裏ミッション、車山スキー場 満腹宣言メニューを頂きます。ゲレンデ内にあるいくつかの飲食施設で、どんな食いしん坊でも満腹を保証します!というメニューが用意されています。その中で「山賊親分バーガー」という野性味溢れるネーミングに惹かれて、お昼はこれを食べようという事になった訳です。山賊親分の正体は揚げたての立田揚げをモチモチしたオリジナルのバンズでサンドしたもの。当店比2倍と詠っていますが、通常の山賊バーガーが2つ重なっています。確かに正確な2倍ですねw 竜田揚げはオーダーが入ってから揚げていて、とても美味しかったです。 因にこれで満腹にならないよ!!という人の為に揚げたてポテトも用意されていましたが、自分はコレで十分お腹いっぱいになりました。
お腹が満たされた後はリフト2本使って、車山山頂へショートカットします。こういうお気軽さがこのルートは良いですね。車山のレーダー観測所からは360°のパノラマが楽しめます。景色を眺めながら、今度は蓼科周辺で鱗板散歩も面白そうと色々構想が膨らみます。この後は登りなしで、ちょっと歩いて滑りに。写真はういり家長男まー君。革靴+鱗板でスイスイ降りて行きます。ういり家はファミリー5人全員テレマークという徹底ぶりです。すごい。途中、自然歩道がデブリで埋まっていました。ごっそり雪の塊がこそげ落ちた雪崩跡にはびっくりしました。こんなところで、BC初滑りだけでなく初デブリ横断するとはw
最後の締めは沢渡スキー場跡を滑走。この斜面が1番コンディションが良かったです。ゆるゆるですがテレマークターンで滑ることが出来ました。自然のフィールド滑るのは楽しいです。テレ修行としては、薮が出ていて無理してテレマークターンをしようとすると足が引っかかって転倒、小さな窪みでも突っ込んでしまうとバランスを失って転倒と、自然の斜面の変化に対応して、素早く反応、ターンするという事が出来ない事に気付きました。次の課題はこのあたりでしょう。という事で、フィールド遊びもしつつ、テレ修行は続きます。