ツアー終了後、そのままビバークの講習に突入。本当は谷川岳の稜線で雪洞を掘ってビバークを体験する予定だったのだが、ガイドのたまさんの判断で山麓の広場で行うことになった。湿雪でびしょびしょになったウェアのままで、天候が荒れているコンディションで初めて雪洞を堀り、ビバークを体験するのは辛いとのこと。
ツアーの判断もそうだったが、「無理をしない、ヤバいと思ったらやめる」といった姿勢は重要だと思った。そう思っていても、なかなか出来ないことだし。
今回は雪洞ではなく、スノーマウントを作ることに。ザックをツエルトで覆い、雪をかぶせる。一部穴を掘って、ザックとツエルトを抜く。これを繰り返して雪のドームを作るのだ。「そんなので崩れないのかなぁ」と思っていたがこれが結構丈夫なものが出来上がって驚いた。中も予想を上回る快適さ。暖かい上に外の音があまり聞こえない。防音性もばっちり。用意した厳冬期にも対応したシェラフのおかげもあって、ぐっすり眠れた。今度はツアーでやってみたいなぁ。