毎シーズンの恒例となりつつあるAG立山ツアー。今回もおなじみの顔ぶれがそろって、わいわい賑やかになるのだろうと思っていたのだが、いつもとはちょっと変わった感じになった。なんと今回は6名のグループ。いつもなら20名以上の参加者はあるのに・・・やはりみなさん、チョモランマ公募登山隊の進行状況が気になって、立山どころでは無いのだろうか。(笑)
とりあえず、足慣らしで浄土山を上がりましょう、という事で展望台までハイクアップ。人は意外と少ない。駐車場は満車状態だったが、途中、トローリーバスやロープウェイが渋滞する事が無かった事を考えると、29日から入山したグループが多いらしい。展望台まで登り切ると、立山カルデラをガイドのたまさんが覗き込む。「結構、雪が付いているね。こんなの珍しいよ、滑って、上り返そうか?」 「うっ、これ登り返すの?」と全員ちょっと躊躇したが、きれいな斜面とめったに滑る機会はないということで、様子を見ながら、途中まで滑ることに。きつめの斜度で雪は固め、エッジが抜けそうで、ちょっと焦りながらの滑走だったが、とても楽しい。途中のハイマツ裏まで滑り込んで終了。まだまだ斜面は続いており、ここから先がもっと楽しそうに見えたが、滑ってきた斜面を見上げると、これ以上滑ったら登ってくるのが大変そう・・・と納得して、登り返す。
シール修行中のTEDとほりさんはきつい斜面にびくびくしながら、シールで上り返しを始めたが、斜面のきつさに腰が引けて、なかなか進まない。結局ツボでスノーシューの後ろに付く事になった。「シールはどのくらいきつい斜面まで登ることが出来るかで、利便性が変わってくるよ」とたまさんに教えていただいて、まだまだ場数をこなして修行をせねばと痛感。きつい登り返しをなんとかこなし、夕日で赤くなり始めた景色を楽しみつつ室堂山荘まで滑走。初日の足慣らしとしては、ちょっときつかったかな??
滑走距離:750 滑走本数:2