飛騨路のんびり旅の最終日は平尾平ホテルからすぐの新穂高ロープウェイで北アルプスの展望を楽しむことになった。最終日はホテルのチェックアウトを午後まで延長してゆっくり温泉を楽しもうと思っていたのだが、前日、新穂高に近づくほど視界に大きく入ってくる北アルプスを見ていると、無性に「もっと近くで眺めてみたい」という気持ちになってしまった。のんびりする予定が急遽変更となってしまった。
山の景色を眺めるのならばやはり朝一番が最高ということで、朝一番のロープウェイに乗るために朝食も少し早めにしてもらう。朝からほ朴葉みそでご飯が何杯も進む。新穂高ロープウェイまではホテルから車で15分ほどの距離。第一ロープウェイはパスして第二ロープウェイの駅から乗ることにした。到着したときには全く人がいない状態。平日なので人も殆どいないのだろう、とのんびりお茶をしていたら、あっという間に乗車口が観光客で一杯になってしまった。
ロープウェイ駅の展望台からは正面に笠ヶ岳、右手に穂高岳、遠くに槍ヶ岳まで見ることが出来る。思ったよりは山が目の前!といった感じは無かったが、ロープウェイだけでここまでのロケーションを楽しめる場所にいけるというのはすごいことだ。
夕方までのんびりできるプランだったが少し早めにチェックアウト。途中で松本城を散策した。文化財として残されている城の中でも木材を使用して当時の構造を修復しているということで、中を見て回るとなかなか面白い。中は以外と複雑な構造。階段がどう見ても「梯子」としか思えない。本当に昔の人は袴、着物でこの急な階段を上り下りしたのだろうかと思ってしまった。現代人の服装でもちょっとした崖上りをしているような感覚だ。天守閣からの景色をのんびり楽しんだ後、東京に向けて帰路に着く。20時には都内到着、帰りは本当に早く感じた。